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FAは灰色。黙認されていることを念頭に、今日も私なりの愛を描く。

今回は、私なりのFA(ファンアート)への捉え方についてと、それに付随して、記事内(サムネイル)へのこだわりを提示していきたい。

まず、はじめに私は絵を描く人間であるということを話しておく。

書籍を読むのも映画を観るのも好きだけど無くても生きていける。でも絵を描くのは死ぬまでやめられそうにない。

プロフィールに記載している内容から引用。

”気づいたら絵を描いている”
そんな日々を過ごしてきた私にとって、”絵を描く”ことはもはや生活の一部なのである。

かといって、風景や人物画などを描くような、そんな高尚な絵描きではない。デッサンをやろうと思う方は、それだけで私にとって尊敬の対象。私はどちらかと言うと、一次創作や二次創作のイラストをSNSに載せている絵描きである。原産きらレボ、本場種村作品。

そんな私が、FAという概念に出会い、SNSに載せるようになったのは社会人になってからだった。

■FAはグレーゾーンである。

まず、この記事内でのFA(ファンアート)とは、「実在する人物の似顔絵(イラスト)を描く」ことを指している。

このようなFAは、対象の人物が黙認してくれているからこそ成り立つオタク活動の一種である。我々はこれを念頭に置きながら活動しなければならない。

なぜなら、肖像権の観点から考えれば、許可を取っていない芸能人の似顔絵は法律違反となるからだ。しかし、実際のところ、FAによって芸能人から訴えられることはほぼない。推したちが、黙認してくれているのだ。(大号泣)(本当にありがとうございます)(推しに生かされていると言っても過言ではない)

これは稀だとは思うが、二次創作について、かなり詳細な情報を出している界隈もある。例えば、「自分で描いたメンバーのイラストはOK」「ルールに従った中での同人・BLなどの二次創作OK」「本人が不快になる加工やコラージュ写真はNG」など。これほど詳細ではないにしろ、界隈内で何らかの線引きを出してくれているように思う。

このように、どちらかといえばFAに対して好意的であることも多い。私がいる界隈では、SNSなどで本人がFAに対してコメントを付けている姿もよく見る。そのため、グレーゾーン扱いとなっているのだ。

FAについては黙認されているので言及はほぼないが、肖像権は界隈によって結構異なるので確認は大切。(写真をSNSに載せていいか、顔写真をアイコンに使っていいかなど)

ただ、もちろん対象が生きている人間(ナマモノ*)ということは絶対に忘れてはいけない。きわどい表現や趣味趣向をこらしたFAを表垢に載せている方はやめましょう。本人・界隈からOKが出ていないのであれば、年齢操作や獣化などその他諸々NGなものがたくさんある点は留意していただきたい。

ナマモノ*
ざっくり言うと「実在する人物での二次創作」。私はこの意味合いで捉えている。しかし線引きが人によってはかなり異なるらしい…。

~大反省タイム~

初めて三次元にハマり、右も左も分からない当初、界隈のルールを知らずに年齢操作イラストを描いてしまったことが一度ある。フォロワーさんに教えていただき、3ヶ月くらい反省したし、あの時は本当に怖かった。(主にフォロー外の人が。その人のことは大嫌いなので全垢でブロックしてる。憎しみは墓まで持っていく系女子)

私は前科があるので、アウト系の人を見ても注意ができず、スルーするしかできない…。俺は…弱い…。(界隈的にセーフかアウトか分からないってのもある)

~大反省タイム終了~

セーフの範疇かどうか、自分で審議ができない方はSNSやめた方が良い。

■堂々系FA、潜伏系FA?

この見出し、意味的にいかがなものかと思うのだが、なんかおもろいから採用した。ワハハ。俺がルールだ。

繰り返し言うが、FAはグレーゾーンである。本来なら、俺は堂々とお天道様の下を歩いちゃいけねぇ存在なのである。

そのグレーゾーンの中でも、「堂々系FA」「潜伏系FA」が”私の中”で存在する。

これは私の中での線引きや言い回しなのであって、本当にそういう風潮があるわけではないことを強く宣言する。

・堂々系FA

元画像をそのまま模写だったり、自分の画風やテイストを出しながら模写する系のイラストのこと。

下記参照
※海外の肖像権については結構甘めに考えているので(コラッ)、今回は画像を載せて例えています。

画像1

私の中でこれは堂々とSNSに載せられるイラストになる。

私は推しに自分の存在を認識してほしくないタイプなので、メンションをつけたりは絶対しない。しかし、タグなど(これだと#MCUとか)はつけても問題にはならないと認識しているイラストだ。ダメなら消す。

・潜伏系FA

いわゆる「存記FA」である。(全然いわゆるじゃない)つまり、そういうカット写真が実際にあるわけではないが、界隈のルール的にはセーフなイラストのこと。

下記参照

にしすえ (2)

堂々とSNSに載せていいのか判断に迷うイラスト。結局これは鍵垢行き。

実際にこのような写真が挙がっているわけでもない。私の頭の中の「存記」イラストになる。しかし、まぁ変な意味合いはないしな…こういうのが見たいなっていう意味合いだしな…。という微妙なライン。

まぁ実質は、堂々とか潜伏とか関係なく全てにおいて駄目なワケなので、甘やかされよ~という判断。ダメなら消す。

基本タグとかはつけないし、一応本人たちがエゴサしないような内容でツイートする、潜伏系のイラスト。

基本的にこの2パターンで線引きしながら、SNSではFAを載せている。

また、イラストだけではなく、呟く内容も気を付けている。積極的に見つかりたくない内容は、絵文字や略語、さすがにエゴサしないだろうという勝手な呼び名などを駆使して目くらましをしている。

十字架を背負った状態で日々生きている。それでも描きたい、呟きたい推しへの愛が俺にはあるのだ

ここまでで、私なりのFAの捉え方と、SNSでの扱い方を記してきた。ここからは、私が絵を描く人間であるということ、FAへの考え方を付随させてサムネイルに対するこだわりを記していく。

■サムネイルへのこだわり

サムネイルは、noteの記事一覧で、一番目に入る情報である。そのためサムネイルを見ただけで内容が分かると、記事に目が止まりやすくなるのだ。

そんな中、私のサムネイルは全て自分で描いたイラストを使用している。そして、基本的に、顔以外の別部分をピックアップして反映させてある。顔を載せているサムネイルもあるが、その理由に関してもあわせて後述している。

このようなサムネイルだと、どうしても人の目に止まりづらくなってしまうのは重々承知している。一目見て何の話をしているのか分からないため、読んでいただける回数が少なくなるのだ。

それでも、このスタイルを貫こうとしている理由は、二つある。

1.どれが著作権的にOKか分かりかねるため

なぜ、わざわざ自分のイラストをサムネイルにしているのか。

今の好きな対象が主に同じ世界に存在する人間なので、サムネイルに彼らの写真を使いたくても、どうしたって肖像権問題に直面してしまう。最近の記事だとBTSやBE:FIRSTなど。Johnny'sとかはそこらへん鬼厳しいはず。

使用していい写真もあるだろう。しかしできるだけ、彼ら彼女らの顔を、彼ら彼女らが知らない場所で無駄に展開させたくはないという謎のオタク心…。

彼ら彼女らが自分のことを"消費されるコンテンツ"と理解ってくれているからと言って、こっちが配慮する分には良いだろ?!なぁ!そんな!自分のことを売り物にしすぎるな!!(爆泣)(実際はあやかってる)(ほんまにありがとう)

あと普通に誌面で出てるやつだったら誌面側の著作権もあるんだろな〜。

とりあえず、どれが合法的に使用可能な写真で、ダメな写真なのかが分からん!だからできるだけ使用は控えよう!ということである。

FAを描いている人間がそこは気にするのか?という話にもなるが、これはFA問題を棚にあげているのではない。一つ十字架を背負っていることを重々承知しているからこそ、これ以上累犯したくはない!という自分の中の線引きなのだ。

と、言いつつも………オープンに出ている写真で、どうしても全世界に広めたい場合がある。そんな時は引用元を載せるなどの対応をしてSNSに載せちゃう…。アーティスト側に棄損させず、NGが出ていない限りは、スマン…と言いながら載せてしまう…。そして割とすぐに消す。くそ…オタクは世界に推しを自慢したいイキモノ…。

2.FAはグレーゾーン、だからこその配慮

なぜ、表情(顔)以外の別部分をピックアップして反映させているのか。

もう何度言ったか分からない、これでもかというくらい伝えたい内容。それは、FAはグレーゾーンということ。(言いすぎてもはやネタみたいになってないか?ネタではありませんゾーン。)

だからこそ、記事一覧でサムネが目立つ中、顔だけでもあまり人目につかない方が良いよね…という配慮なのである。

また、FAの顔を載せている・載せていないサムネイルの選別理由も記していこう。

顔を載せていない理由としては、上述したとおり、積極的に広めたくはないから。イラストは、基本的には「堂々系FA」を使用。そのため、一部のファンの方が見ると何の記事なのか、分かる人には分かる内容にもなりえるのだ。これにより、顔なしサムネイル形式でもファンの方へはアプローチができる。(成功しているのかは別として)しかし、一部「潜伏系FA」もある。その場合は、全貌は出さないことが自分の中のお約束ごと。あと、FA関係なく一次創作や、趣味で描いた絵などは自分のものなので何の懸念もなく載せている。

反対に、顔を載せているイラストは全て「堂々系FA」である。さらに、FAに理解のある界隈(推し)の場合のみ、顔ありをサムネに反映しているのだ。そのため、比較的気後れせず堂々とFAをぶっこんでしまっている。

上記二点が、私のサムネイルに対するこだわりなのである。

■何故、フリー素材を使わないのか

見出しのように、FAを懸念するのならフリー素材のサムネイルを使用すれば良いのにと思った方も必ずいると思う。いて当たり前だ。世界は広いのだから。

そんな方に私から一言「うるせぇ」。嘘です。きちんと理由はあります。

なぜなら、私は絵を描くことが好きだから。

最終的にこの一言に帰結するのではないかな、と思う。

結論、見てほしいからサムネイルに使うのである。自分のイラストを。特別上手いわけでも、凝っているわけでもないのだが、それでも描いたのだから見てほしい。そして私が好きなものを知ってほしい。私だけが生み出せる作品によって。

自分の絵が好きなわけでもないのだが、生み出した可愛さはある。そもそも嫌いならここまで描き続けていないのでェ!!!

■最後に

FAを描く方の理由は様々だと思う。応援するために描く方、界隈を盛り上げるために描く方、描きたいから描く方。他にもあるだろう。

私は、”応援”という大義名分に雲隠れして、推しの好きなところや、良かったところ、心を動かされた部分を絵に描いて昇華し、それを世界に広めたい。

世界と言うと大きすぎるのだが、少なくとも、TLにいるフォロワーさんに知ってほしい。あわよくば、フォロワーさんのフォロワーさんから、そのまたフォロワーさんへ。そんな風に、私が好きだなと思ったことを、私が好きな絵を描くという行動で、私の知らないところまで広まっていたら嬉しいなと思う。

事実、こういう言葉をいただいたことがある。「イラストを見て、写真集を買うことに決めました!」「稀有ちゃんが描く〇〇を見て好きになった!」

私の絵が、推しを認識したり、好きになったり、そういうきっかけの一つになれた時。絵を描く意味を見つけ出せるという自己肯定感に繋がる。

なので、サムネイルに自分のイラストを使用するのは、”サムネイルの内容が不明慮でも記事を読んでもらえるか”という一種の挑戦でもあるのだ。

さて、ここまでがFAについてと、イラストを反映させたサムネイルについての話だ。

下記が、今回の記事の背骨である。

FAはグレーゾーン。本人たちから黙認されていることを念頭に置きながら、今後も私なりの愛を描き、世界に広めていきたい。

最後に、少し話は変わるのだが、もう一つだけ記しておきたい。

実は、サムネイルの挑戦と共に、もう一つ意識して心がけていることがあるのだ。

それは”キャッチコピー”である。

先ほど”サムネイルの内容が不明慮でも記事を読んでもらえるか”という挑戦があると記した。しかし、正直それだけでは記事をクリックされるのって難しいよね~という話。(オイオイ)

そこで、サムネイルと共に、どれだけ興味を引く”キャッチ”を書けるかにも挑戦しているところである。

これは実際、自分の仕事内容にも関わってくる。そのため、脳味噌を柔軟にする練習として、今後もたくさんnoteを書いていきたい。

それでは!ここまで読んでいただきありがとうございました!

また他の記事で会えることを願って。ほなね~🐹!


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