#あおり運転について

 「あおり運転罪」を創設した改正道路交通法が施行された。事故を起こさなくても適用される。

 危険なあおり運転は、これまでの道路交通法の「車間距離保持義務違反」や刑法の「暴行罪」で摘発してきたが、行為の危険性に比べて罰則が軽すぎた。

 飲酒運転が厳罰化された際、社会の意識改革が進んだ。今回もドライバーの意識を高めて事故抑止に繋げたい。

 あおり運転で相手を死傷させた場合に、法定刑が重い「危険運転致死傷罪」を幅広く適用できるようにする法改正も行われた。あおり行為自体に加え、その結果も厳しく問える法律が整備された。

 自動車に限った問題ではない。自転車にも言える。急な進路変更・逆走・幅寄せ・不要な急減速等の「妨害運転」も摘発される。また、自転車事故の原因には「ながらスマホ」事故も後を絶たない。

 東京都では自転車利用に際し、「自転車損害賠償保険等への加入が義務化」された。「自転車は軽車両」と位置付けられており、「車」のなかまである。交通事故を減らすために、自転車の危険運転行為についても厳しい罰則を検討すべきだ。

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