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"おきにいり" って、なぁに?

こんにちは。
poko a poko(ぽこあぽこ)です。

はじめましての投稿から季節がめぐり、
新しい年がやってきました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

私はといえば、昨年からすこしずつ、
いろいろな変化がありました。

変化とは、
自分の気持ちや体の変化に
気が付くようになったこと。

今日はこの、気が付くことで新たに見えたことを
みなさんにもお伝えしたいなと思います。

「あなたの "おきにいり" つくります。」

これは、poko a pokoの活動のコンセプトです。

たびたび口にしているので、
「このフレーズ知ってるよ〜!」という方も
既にいらっしゃるかと思います。
(ありがとうございます!)

はじめの自己紹介の投稿でも、
登場しているフレーズですね。

でも、"おきにいり" ってなんだろう?

まぁよく聞く言葉だし、
そこまで深く考えなくても聞き流せちゃう。

poko a pokoのいう おきにいり って、
どんな存在なのかな?
改めて、考えてみようと思いました。

ずっと使っている言葉なのにうまく伝えられなくて、
スマホに向かってぶつぶつと練習。

まだ人前ではうまく話せないけれど、
文字なら伝えられるかも。

そう思って、
自分の気持ちの気付きを
過去の経験を振り返りながら
記してみようと思います。

消えたい。消えない経験。

さかのぼること、私は中学生。

学校という集団生活の中で、
いわゆる いじめ を受けていました。

なんか最近飛んでくるなぁと思ったら画鋲だったり、
靴がないなぁと思ったら燃やされていたり、
いろいろ。

存在しているだけで迷惑なんだ。
消えたい。

そう思って、下を向いて、
アスファルトの割れ目ばかり見て過ごしていました。
(もうあんまり、覚えてないけどね)

ただただいる。いるだけ。

そんな私を支えてくれたのは、
"おきにいり" の存在でした。

高校生になり、古着に出会いました。

誰かの思い出や時間が積み重ねられた、唯一のもの。
今これを持っているのは自分だけ。

自分だけの特別な、
おきにいりのお洋服に身を包んで過ごすうちに、
いつの間にか下を向いていないことに気が付きました。

相変わらずコソコソされたり
追いかけられたりするけれど、だいじょうぶ。
このお洋服が側にいてくれる。

とっても心強く、前を向くことができました。

そのうちに 一から作りたくなり、
被服学科のある大学へ進学しました。

大切なおともだち を思い浮かべて作ることが
とっても嬉しいことだということも 知りました。
(この話はまたの機会にお話できたらいいな)

おきにいりの存在が、
私を守り 強くし 前を向かせてくれました。



生きていると、うれしい時も つらい時も
なんでもない時もあります。

消えてしまいたい。と思うような時
慰めるでも活気づけるでもなく、
変わらず、ただただ側にいてくれる
あなたの 心強い味方。


それが、poko a pokoが思う "おきにいり"

そんな "おきにいり" を
ひとりひとつ見つけてもらえたら、
それはとっても心強いのではないかな と思います。

そして私自身としても、
自分が作ったものが
だれかの力になれていると思えたら、
とっても心強いです。



こうして書けるようになったのも、
この投稿の初めに書いた変化があったから

自分の気持ちに気付けて
過去の経験と向き合えたからです。

改めて、

どんな時も変わらず、ただ側にいてくれる
「あなたの "おきにいり" つくります。」

みんなにとっては?

長々と書きましたが、
これは 私が思う おきにいりのお話です。

では、どんな人が
おきにいりの存在を必要としているのか。

作った一点モノのぬいぐるみやオーダーいただいたお洋服は 本当にあなたのおきにいりになるのか。

みなさんにとっては?という肝心な部分、
まだまだ向き合いきれていない部分が
たくさんあります。

それでも、今までは

「自分が消えてもせめて、
 作ったものがだれかの記憶に残ったらいいな。」

くらいに思っていたけれど、

京都に移住して
たくさんのあたたかい方と出会って、
存在してもいいんだ……
と思えるようになって、

いろいろなことに興味が出てきて、
次第に自分と向き合えるようになって、

「自分の経験や 経験を通して生まれた作品が、
 だれかの力になれたらいいな。」

そう思えるようになりました。


おきにいり。
お守りであり、戦闘服。

自分を強くする 守るためにはじまった世界が、
だれかのために 外へと向かいはじめました。

大きな変化。

でももしかしたらこの先
また変わるかもしれない。

それでも、
あなたもわたしも 消えなくてだいじょうぶ。

それだけは 変わらないでほしいな。
そう思います。


ちょっと読みにくいかもだけれど、
最後まで読んでいただき ありがとうございました。

ゆっくりゆっくりだけれど、
note また更新したいと思います。

ありがとうございます。

poko a poko
「あなたの "おきにいり" つくります。」をコンセプトに、オーダーメイドのお洋服や 制作過程で生まれたハギレで一点モノのぬいぐるみを制作。
大学の被服学科・縫製工場で経験を積み、2016年京都へ移住。現在フリーで制作中。

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poko/keiko kimura
1992年生まれ。申年。獅子座。
剣道二段。特技は射的。
すきなものは、ぞうとねずみ色。

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