鼻から脳手術⑤一般病棟

鼻からスイカの痛み

【4日目】
この日は耳鼻科で鼻に詰めた脱脂綿を抜いた後、
一般病棟に移る予定です。
鼻の脱脂綿と、尿道カテーテルが抜けることが何より嬉しくて、朝から病室で呼ばれるのを待っていました。

11:00頃、看護師がいらっしゃり、自室で尿道カテーテルを抜きます。検査入院のときもですがこれは、検査入院の時も行ったのですが、いたいし気持ち悪いし最悪な気持ちになります。
ただ、これから自分でトイレに行けるのかと思うと、人間的な生活ができると開放的な気分でした。

そのまま車椅子にのり、耳鼻咽喉科に向かいます。綿球を取ったあと、太いピンセットを使って鼻と脳の間にあるガーゼをとります。

これがめちゃくちゃ痛い。出産を鼻からスイカという人がいましたが、まさにそれだと思いました。
抜かれている間涙が止まりませんでした。
一つ抜いても鼻の穴は二つです。
もう一度同じ痛みを体感する必要があります。
抜いた瞬間から、鼻血がこれでもかと溢れるので、またまた綿球をいれます(口呼吸継続です。)

そんなこんなで久しぶりの一般病棟に戻りました。
これからは薬の管理、綿球の交換、お風呂、氷枕の交換などは自分でやります。少しの煩雑さと自由を手に入れて、体を休めるために泥のように眠るのでした。

久しぶりのお風呂に入り、ロクシタンを使っているという気持ちに癒されます、
鼻が傷つきまくってるので匂いはわからないまま、、

次回、尿崩症崩壊

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?