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後輩の成長は嬉しい

年度が変わり、管理職になった私は、部下に現場を任せることになりました。
元々現場大好きの私は、何かと現場に入りたがっていました(笑)
また、現場で何かあった時に後輩たちが対応ができるのか、ちょっと大変な子の対応ができるのか、しんどくならないかという心配もありました。

だけど、管理業務をするにあたって、当然ながら現場に頻繁に入ることは難しく、また、現場の職員が成長して対応できるようにならないといけないと思い、気になる気持ちを抑えて現場を離れることにしました。


数ヶ月経って、現場リーダーの後輩と話をしました。

その後輩は、数年前に転職してきてすぐの頃、悩みがあると私に相談をしてくれ、それ以降も一緒に仕事をする時間も長かったので、よく話を聞いたりして気にかけていました。
あの時の弱々しい姿がずっと印象にあったから、大丈夫かなと心配する気持ちが私の中にずっとありました。

だけど、少し離れて、話を聞いてみたら、後輩はとても成長していました。
悩みながらも自分の進み方を見つけていました。

とても力強く、頼もしく感じて、私はもう任せていいんだと思えました。

また、他の職員も、利用するお子さんと向き合ってしっかりと対応をしたり、「やります」と言って率先して動いてくれたり、支援を考えたり、成長がたくさん見られるようになりました。

忙しい時に、1お願いしたら10やってくれていた時は嬉しくて泣きそうになりました。

私だけですべてのことができるわけではない。
周りの職員を信じて任せることが必要です。

その中には大変なこともあるかもしれない。
だけど、それも経験で、何でも私が手を出すのではなく、後輩が自分の力で考えて乗り越えられるようになるように支えていくのも管理職の仕事です。
困ったら相談を受けて、話を聞いたりアドバイスをしたりすればいい。


私は一緒に働いている職員が笑顔で楽しく働いていてほしいと思っています。
誰かが負担を抱えてつらい気持ちになっているのは嫌なのです。

私のせいではないのですが、つらいという話を聞くと、何とかできなかったのかなと感じてしまいます。
つらい気持ちを何とかしてあげたいけど、どうしようもできないことだというのはわかっています。
私の力の及ばないことです。

でもだからこそ、悔しいし悲しいです。


だけど、そうではなく、つらい思いにフォーカスするのではなく、がんばってくれていることを認めて労って感謝をすることが何より大切だと感じています。
みんなががんばってくれているから、信頼して見守ります。

みんながいるから私が管理職をすることができているのです。
とてもありがたいです。




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