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無職の終わり

6月末に内定をもらって8月から働き始めた。内定をもらえて、とりあえずホッとした。このまま軽く1年過ぎたらどうしようとか、派遣社員とかの雇用形態や、職種も幅広げないといけないかな…と思っていた。

その矢先の内定。ただただ、ほっとした。もう転職活動しなくていいんだ、終わりの見えない道を彷徨い続けなくていいんだ…と思った。社風はいいと感じていたので、内定を承諾した。

…ほっとした反面、不安が襲って来た。前職でのトラウマだ。「入社出来たとしても、前みたいに上手く行かなかったらどうしよう…」という不安。ここに来て、過去の事を完全に克服した訳では無いと感じた。会社を離れて嫌なストレスが無くなっただけでもマシだったが、これほどまでとは。

内定が出てから入社日までの約一ヶ月間、相変わらずぐだぐだと過ごしていた。入社日が近づいて来た頃、買った本にこんな一節があった。「過去にとらわれていると、現在を自由に生きることができず、何一つまともに出来なくなってしまう」…この言葉が突き刺さった。確かに過去の出来事にとらわれすぎて、未来の事までネガティブに考え過ぎていた。

そこから、少し過去を考え過ぎている事がバカらしくなった。新しく入社する会社が、前の会社とは違うのに、同じ事が起こる保証も無いのに。起こってもいない事を悪く考えてしまう(ネガティブ過ぎる)のは、私の悪い癖だ。

考えてしまうので、自分の考えを記録するアプリで外に出せないモヤモヤを自由に書いた。自分の中にずっと溜め込むことはキツいと思ったから。不安が消えた訳では無いけれど、少しスッキリした。

過去は変えられないけど、未来は自分次第でどうにでもなるかも知れない。完璧にしようとか、間違っちゃいけないとか思わない方がいい。考え過ぎても、答えが出ないし入社してみないと分からないし。あまり考え無い様にした。

結構、自分の内面について考える事が沢山あった無職期間だった。


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