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【#パリでクロッシェライフ】第3回 日仏ヴィンテージ毛糸と現代の毛糸の融合作品

ここのところ、ずっと、パリやディズニーランド・パリの秋の訪れの写真ばかりが続いておりましたが、日本でも報道がありました通り、フランスでは、2度目のロックダウン生活が始まりました。

これにより、私の生活スタイルもカメラからかぎ針に持ち替え、時の流れに身を任せ、サイドB面とでも言いましょうか。これからしばらくは、再び、【クロッシェライフ】が続くことでしょう。

今回は、ロックダウン生活より前、10月上旬の話になりますが、前回の作品後、実は、すぐに取り掛かっていたある作品について紹介したいと思います。

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今回、使用した糸は、こちらの糸、驚くなかれ。。。
2015年、実家に里帰りした際、物置から奇跡的に発見された糸。
おそらく、お徳用の5、6玉がパックになった真っ白な糸で、年代は、70年代後半から80年代の糸。

私がまだ、乳児ぐらいの時に編み物(母は棒針編みだったそうだが)にハマっていたそうで、編み物教室にも通うくらい当時は力を入れていたようで、そのときに、使っていた糸の残り。。。

かなりの年代物。当時、リヨンで、クロッシェをやっていることを知った母が持たせたものなんです。持って帰ってきた当時は、もっと、あったはずなんですが、リヨンで他の作品に使ったこともあり、残り、2玉。。。

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そして、こちらの糸。こちらは、フランスでもメジャーな毛糸メーカー【BERGERE】の糸で、色はクリーム色。
この糸は、当時、三角ショールを編もうと、一定数購入して、その残り1玉がこちらも奇跡的に、収納ボックスに眠っておりました。(笑)

今は、残念ながら、なくなってしまったのですが、リヨン居住当時、BERGEREの直営店が市内中心部にあり、よく、秋冬シーズンは、毛糸調達で、お世話になっておりました。(結構、頻繁に出没していたので、お店に人に顔と名前を覚えられてました。。。(苦笑))

また、シーズンごとに分厚い電話帳サイズのカタログをいただくこともあり、種類によっては糸見本もついているのが気に入っており、糸見本を見ながら、作りたい作品を考える妄想ワールドも、当時は、展開しておりました。(苦笑)

というわけで、日仏の思い出の両毛糸を使って、コラボ作品でも作っていけたらと思っておりました。

いつまでも、収納ボックスの肥やしにしておくのも、もったいないですしね。糸としても物に生まれ変わらせて、活用していく方が、毛糸としても幸せなのではないでしょうか?(笑)

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それでは、日本のヴィンテージ毛糸から。。。

糸自体が繊細な極細毛糸なので、贅沢に2本どりで、主なパーツを編んでいきます。丸いパーツや、波状になったパーツ。。。それぞれ、無心で編んでいくのみです。。。

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何も考えずに、好きな音楽を聴きながら、時間を気にせず、贅沢に編み物に没頭する。。。

そんな時間がなんと、尊いことか。。。秋冬の夜長には、幸せなお供です。

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白い波状のパーツを整えてから今度は、フランスのクリーム色の糸の部分で、そうように、また、別のパーツを編んでいきます。

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クリーム色のパーツ、近づいてみると、こんな感じ。。。
等間隔で穴も開いております。

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で、完成したのが、こちら。。。
分厚めの巾着になりました。結構、そのままでも存在感あるので、単体でも楽しめますし、もちろん、サブでも分厚いということもあり、適度なクッション性も感じられます。

今回作ったパーツの形、そして、糸の組み合わせから、スイーツっぽい仕上がりになりましたが、毛糸としてではなく、これから、ものとして、幸せな時を刻んでいけたらと感じている今日この頃です。

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