【追記あり】検証・「統一教会系メディアとVtuberがズブな件」

【追記】検証対象記事はすでに事実無根であると内容を撤回し、記事の作成者は謝罪と賠償を行っています。

この記事で扱っている検証対象記事の内容はこちら(魚拓)です。

まとめ

まずまとめです。
なお2015年に統一教会は「世界平和統一家庭連合」(家庭連合)と改称していますが、この記事では「統一教会」と表記します。ご了承ください。

・統一教会系メディアとVTuberはズブではありません(関係はありません)
・統一教会系メディアが一時期(2018年頃)VTuberのインタビュー記事を投稿していたことは事実であり、またVR関連の記事を2021年1月まで投稿していたことも事実です
・ただし上記の記事は一人の記者によって作られたものであり、その記者は現在解雇されています
・全国フェミニスト議員連盟に対する署名活動において統一教会と深く関係を持つ人物が主催する団体(一国民の会)を賛同団体の一つとして加えていたことは事実です
・上記の指摘に対して
一国民の会を含む全ての賛同団体の記述を削除し、削除した理由について具体的な説明を行っていません

統一教会系メディアとVTuberはズブではない

統一教会系メディアである世界日報社が運営しているニュースサイトViewpointねこます氏のらきゃっと氏に対して取材が行われたことは事実です。また、VRマーケットの記事が2021年まで複数投稿されていたことも事実です。
ただしインタビューはそれぞれ1度ずつであり、それをもってVTuberが統一教会系メディアと深い関係があるとは判断できないでしょう。
ねこます氏からは経緯の説明も行われています。

ViewpointのVR関連記事の作成者はすでに解雇されている

Viewpointで一連のVR関連記事を作成していたのは市村龍二という記者ですが、彼以外にVR関連の記名記事を投稿している記者を確認できません。
また彼はすでに世界日報社を解雇されているため、今後ViewpointにVR関連の記名記事が新規に投稿されるかどうかは不透明です。

【追記】確認を取ったところ、十五夜龍雅氏(市村龍二氏)は世界日報社入社後に社員としてViewpointにVR関連記事を掲載したとのことです。
また世界日報社が統一教会の関連団体であることを認識して入社したものの、
・世界日報社は現在統一教会の資金援助をほぼ受けていないこと
Viewpointのサイトポリシーを見る限り統一教会の布教用メディアとしては方針が合わずそぐわない
ため関連性が限りなく薄いと判断されたそうです。
ご本人による詳細な経緯説明もご覧ください。

一国民の会とその主催者渡瀬裕哉氏について

今回のフェミ議連に対する抗議署名で当初賛同団体の一つとして加えられていた一国民の会の主催者渡瀬裕哉氏は、統一教会と深い関係を持つ人物です。
彼は統一教会系メディアであるワシントン・タイムズ・ジャパンのエグゼクティブ・ディレクターであり、Viewpointにおいても記事を投稿しています。

統一教会の信者で無いにしろ深い関係を持つことは間違いないでしょう。
なお彼は幸福実現党の動画などにも出演しているため、信仰のためではなく単に思想的な繋がりのために宗教保守系カルトと関係しているだけなのかもしれません。

このことが一部で騒がれた後、署名から全ての賛同団体を外すという不可解な対応が行われます。

取り沙汰されていた一国民の会だけでなく表現の自由のために活動しているAFEEAFEE女性支部や、オタク業界と親和性の高いNPO法人であるジェネクリも賛同団体から外されてしまいました。
この措置は一方的に通達されたようです。

なぜこのような対応を行ったのか、現時点では一切の具体的な説明がありません。

参考


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