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子ども食堂の形式で本や言葉と出会える場を始めたワケ

Poetry Factoryは渋谷文芸食堂という任意団体を作り、子ども食堂を運営することになりました。そのご報告と、なぜ始めたか?というwhy?を語ろうと思います。

そもそも、代表はPoetry Factoryを始める前から、他のフードパントリーのボランティアをしていました。フードパントリーは、食事やお菓子、日用品の配布の場です。会場のビルが建て壊しになってしまい、現在は継続できていません。
また、他のこども食堂を開催した際に、学校終わりに家族全員の食事を受け取りに来る子供がいることに驚きました。 当時高校教員の一員として勤務していた私は、少しでも何か面白い学びの機会を作れないかとウズウズしてしまいました。 そこで、せっかくその場所に来るのであれば、ご飯以外にも魅力的な目的を準備したいと思い文芸食堂を始めました。

まずは、Poetry Factoryが住所を置いている渋谷から始めています。渋谷区はとてもこども食堂の取り組みが盛んですが、有識者に話を聞いたところ、居場所については小学校低学年以下向けのものが多く、高学年になっていくと入れなくなっているとのことでした。固めの学びの場ではなく、楽しめるような場にしつつも、完全な遊びでもない。未就学児から高校生まで等しく向き合えるコンテンツは何か?と問うた時に、本や物語を中心と据え、時に自由に何かを書き発表し、スタッフとも交流できるように工夫できたら、子ども食堂以上の地域のつながりや自己表現の場になるのではと考えました。
まさに、詩を中心として、語り合う仲間を増やそうとしてきた弊社こそがやるべきだと思い、任意団体を作り、活動して参ります。

まだまだ、ゴールは遠いですが、一歩ずつ目指していきたいと思います。

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