2024年秋に第3詩集を発表予定です。
草間です。
この秋に、第3詩集を発表したいと考えています。
題名はまだ仮ですが、おそらく『ハルシネーション』というものになると思います。
内容はそこまでAIばかりを意識したものではないですが、自己から社会を構成するすべての他者を慮り、しかし見過ごしまた見過ごされてしまうものと、社会という大きな概念との隙間に横たわるものついて想像力を働かせながら書きました。
もちろんそれらは想像でしかないのですが、想像することそのものがわたしを含む奢れる存在に赦された贖罪ではないかと感じます。
第2詩集『源流のある町』から2年ぶりとなる詩集ですが、この間思うようにアウトプットができなかったことが悔やまれます。
2年間……わたしたち(ここではあえて”わたしたち”と言います)には手に負えないように思われる、たくさんのことが起こりました。
見過ごすまいと目を見張りながらも見過ごしてしまうことが多くありました。
仕事や生活の忙しさを、手を動かさない・物事を深く考えない言い訳にして学びを怠っていないか、常に気をつけないといけないと思うとともに、一日少しずつでも何かを残していく習慣を強制的にでもつけていかなくてはと思います。
そんな中でも、毎日読む新聞や同僚との対話、生活の機微に感じた広義の違和感を多少なりとも掴もうと、自己を他者のところまで拡張していこうと、足りない頭で考えた今現在の到達点です。
収録予定の詩のひとつを、ここに載せます。
この詩は、現在発売中の詩誌『La Vague vol.2』へ寄せた作品の改稿です。
La Vagueは、女性をエンパワメントすることを目的に創刊された詩誌。
新詩集へは、これまでのLa Vagueへ寄せた詩もいくつか収録しました。
あと何となく、「この詩集、水に関連するキーワードがたくさん出てくるなぁ」と思い、Pythonで機械的に抽出した語句のアルゴリズムをProcessingで描画してみたりするなど。
自分の意思に依拠しない運動が面白い……。
詩は作者の手を離れ、いずれ土へ還るものであって欲しいと願います。
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