ひろ兄

神戸の偏筆。昔取った杵柄。

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最近の記事

飽食の新時代

今度は河村さんのお母さんと3歳になる娘さんがぐちゃぐちゃに潰されて火で熱せられて完全に固まってしまう前に炊きたてのボルボラをよそった丼に載せられて『親子丼』として客へ提供されていった。河村さんのお父さんは北田さんのところの12歳になる息子さんとぐちゃぐちゃに潰されて火で熱せられて完全に固まってしまう前に炊きたてのボルボラをよそった丼に載せられて『他人丼』として隣の客へ提供されていった。 北田さんのところのご主人は肛門に炊く前のボルボラとその他食材を詰め込まれて腹がパンパンに

    • 熔眼病の物語。

      わー、突然人が目の前からいなくなったーと思ったら足元で同い年ぐらいの女性がうずくまっていて、両手で顔面を押さえていた。周りの人間が僕と女性とを交互に見比べながら一様に怪訝な顔をしているから、なるほど僕がこの女性になにかしらの精神的苦痛、つまり卑猥な言葉だったり罵倒だったり、あるいは臀部を右手の甲でのの字書きにしたとかもっと直接的に乳を揉んだ、揉みしだいたとかしてその結果女性は屈辱を感じてうずくまってしまったかのような構図ができていることに驚いて、僕は「あのー、え?えーと、あれ

      • ブリュターニュ地方のやむにやまれぬ事情

        NHKを見ていたら、フランスのブリュターニュ地方の民族衣装に関するドキュメンタリーをやっていました。 ブリュターニュの女性は、古来より『コワフ』という帽子をかぶっていました。 『コワフ』 『コワフ』は真っ白なレースのカーテンみたいな帽子です。きめこまやかで美しい模様と形状が特徴的なのですが、模様と形状は地域によって全く異なり、ある地域ではベールの形をしていたり、ある地域ではコック帽の形をしているため、その土地土地のシンボルでもあるのです。 かつてブリュターニュ

        • そりゃ滅びるで、イースター!

          過日、ティーヴィーショーで僕の大好きなイースター島を特集していたので、もう食い入るように見たったわいや。 「なんでチミはイースター島なんか好きなの?」と訊かれたら、僕はそいつをドツき回す。つまりドツいた上に回転を加えて、地面、アスファルトに叩き付け、戦慄いたそいつの土手っ腹に腰掛けて「眠たいことをぬかすな、白痴」と言い放って煙草に火をつけ、そいつの双鉾を灰皿にする。とまぁ、こうキメるやろうね。 僕の友達、めっちゃ怖いやつ、めっちゃたくさんおるんやからな。 僕がイース

        飽食の新時代

          ご覧、スウェーデン人が和菓子を食うているよ。

          過日。 嫁さんと、現在我が家に居候中の妹と、妹の旦那クッペ(スウェーデン人)と4人で和菓子をつつきながら談話していた。 つっても嫁さんは英語が全くダメだし、妹はクールで無口なので、僕とクッペが話してただけなんだけどね。 んならクッペが今から食おうとしてる和菓子の封を切りながら「これは何味?」と訊いてきた。 お前、もう開けてもてるやないか。そこまで開けてもたら、たとえそれが何味であろうとお前が食えよー、と思ったけど、その気持ちを英語でなんて言うたらええかわからんか

          ご覧、スウェーデン人が和菓子を食うているよ。

          我々人間どもが魚を食う理由は、美味いから。

          食欲というものがある以上、人間は食わなやっとれんわけで、食わんかったら死ぬ。んなことはわかっている。 だけども永い歴史を経た今、人類はなんちゅうか、ただ生きるためにメシを食うにとどまらず、食事を楽しむことを覚えていった、なんともしらこい生き物だな。 近年のグルメブーム。ミシュランがなんちゃら言うてみたり隠れ家的にしてみたり、そんな世相を見るにつけ、いつもぶり返す疑問があって、それは長年僕の心を時々くすぐってはどっかへ消えて行く。なんともイケズな感情である。 僕が長年

          我々人間どもが魚を食う理由は、美味いから。

          「142857」の素敵。

          「142857」という数字が面白いと聞いたので、調べてみたら、本当に面白かったのでメモしておく。それにしてもWikipediaっていうのはすごい。試しに「142857」を検索してみたら、きちんと登録されていた。そのうち僕の名前も登録されるだろう。そしてどうせ荒らされるんだろう。 さて、Wikipediaによると、「142857は自然数、また整数において、142856の後で142858の前の数である」とのことである。そうか、142857はたしかに142856の後にあり、なお

          「142857」の素敵。