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詩集『挽歌-elegy-』をお読みいただき、ありがとうございます

罪人の冠を頭にいただき、人の子を惑わしたすべての女の恨みを纏って、私は消えてゆく。
嘉村詩穂の個人詩集。 個人サイト「紫水宮」と主宰している文芸サークルかもめのweb文芸誌「かもめソング」に発表した詩に、書き下ろしを加えた散文詩集です。
耽美主義を掲げ、表題作となった「挽歌」を中心に、主に和風・東洋風の幻想的な詩を収録しています。
-収録作品-
マディソン

逝春(せいしゅん)
よみひとしらず
或神話研究者の最期
挽歌
或楽師の書簡
緋鯉抄
調香師の終末
秋菊
夕波千鳥
秘仏
雪女郎
墨色の使徒

新たに散文詩集『挽歌-elegy-』をお読みいただき、ありがとうございます。
私の第一詩集となる本で、kindle unlimited会員様は追加料金なしでお楽しみいただけます。
この詩集を編んでからしばらく経ち、今はもう耽美的な作風だけで詩を作っているわけではないので、今にして思えば至らないところもたくさんあるのですが、それでも、主宰する文芸同人サークル・かもめのメンバーに混じって、詩を書くことが楽しくてしょうがないという時間を過ごせたことは、私の半生にとってかけがえのない時間だったなと今にして強く思います。
あれから詩を書くことにもだんだんと変化が生まれて、今はひりつくような療養詩歌を作っていますが、『挽歌-elegy-』を作った時期が恋しくなることもあります。
まだ未来への期待や希望を抱いていた時期でもあったので、仄暗さの中にもそうした青春の無鉄砲な明るさが満ちた詩集だと云えるかもしれません。
いずれにせよ、読者の皆様に少しでもお楽しみいただけることが、私にとっては何よりの喜びです。
第二詩集『真珠姫の恋』に続く、第三詩集を編めるよう、今後とも懸命に詩を書いていきたいと思います。


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