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どんな姿でも愛している

術後の患部を直視できずにいた。
チューブは出てるわ、縫い目はあるわ、固まった血の色をしているわ、、かなりダメージをうけた跡を見るのが怖くて、ガーゼ交換の時はチラ見したあと、目をつぶっていた。
先生が「傷の治りをよくない」と。
説明を受けるのに、恐る恐る患部を見たとき、イメージがわいた。
〝愛情をかけられずに育てられた子〟〝見捨てられた子〟
そして、気づいた。私の一部、愛すべき体の一部なのに、見るに堪えないと目を背けてしまっていた。

〝どんな姿であろうと、私の一部。私の愛は変わらない。つらい思いをさせてごめんなさい。手術に耐えてくれてありがとう。〟そう、心の中で言葉をかけた時、涙があふれ出た。
明日から自宅療養。この体と力合わせて回復をめざす。

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