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痛みは自分らしさを忘れているよのサイン

やりたくないこと、本当は苦手なこと、でも仕事だからやらないといけない。無理しているとわかっていたけど気づかないふりをした。無性に甘いものを欲して、毎食後にデザートを食べ、ストレスを発散させていた。

今週になって、体の左側だけ不調が続いた。最初は、左側の首のつけねのかゆみ、翌日、左まぶたのピクピク、その翌日、リュックを背負おうとして左の肩甲骨のわきをつった、その翌日の明け方、左のふくらはぎをつった。そして、とうとう動けなくなった。こめかみをギューと締め付けられるような頭痛、首が回せないほどの首のつけねのこわばり。食欲不振。

体の左側に集中する痛みって何か意味があるんだろうと感じた。「痛み」によって、何かを訴えかけているんだ。

感情を無視して頑張ったり、つらいと思いながら必死にやり続けた。
実りをもたらさない我慢は、体と心をむしばんでいく。
喜びや幸福感を抑え込むと、体が「痛み」でもって警告する。
「我慢しないで。もっと自分が心地よいことをやって」と。

痛みは、立ち止まって本当にそれでいいか考えてみてのサイン。
痛みは、進んでいる方向が違っているよのサイン。
痛みは、心を無視して動いているよのサイン。
痛みは、もっと自分の喜ぶことをしていいんだよのサイン。

今日は朝からずっと痛みを観察していた。大好きな空さえ見たくない。何もしたくない。今日やらないといけないと思っていたことも手放した。もういい。ただじっとして頭をからっぽにして目をつぶって過ごした。少しずつ痛みが和らいでいくのがわかった。

夕方、散歩にでかけた。今日初めて「やりたい」って思ったこと。
空を見上げていた。しばらくしてやっと、雲がきれい、って感情が動いた。
お腹がすいた、美味しいもの食べたい、って欲求がわいた。
ガチガチに凍った氷が溶けていくようにちょっとずつ、我慢で覆われていた自分らしさが戻ってきた。すると、痛みも少しずつ遠くへ去っていった。

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