秘教哲学概論2 特別無料

インドには6派哲学と呼ばれる流派が存在する。

6つの学派とは、ミーマーンサー学派、ヴェーダーンタ学派、サーンキヤ学派、ヨーガ学派、ニヤーヤ学派およびヴァイシェーシカ学派である。

これらは6つのイニシエーション、6つの光線と関係している。

秘教は実は、これらを超えた第七イニシエーション、第一光線と関係する。

ミーマンサー 第一段階 第七光線 儀式魔術
二ヤーヤ 第二段階 第六光線 論理 低位メンタル
ヴァイシェーシカ 第三段階 第五光線 自然科学
サーンキヤ 第四段階 第四光線 二元論 無神論
ヨーガ 第五段階 第三光線 解脱 有神論
ヴェーダーンタ 第六段階 第二光線 梵我一如 世界の虚構性

アートマヴィドゥヤー(秘教) 第七段階 第一光線


あらゆる哲学は、この6派に分類される。

注意深く観察すれば、ある段階の人間は、ある段階の哲学に近似した思想、傾向を持ちがちなことに気付くだろう。

ラジニーシは、ブッディ体のレヴェルにある、第四段階のイニシエートは、神を否定する傾向にあると述べた。

必ずしもそうではないが、反逆的で鋭い人物が多いのは事実であろう。

ブッディ体は、個を強調する傾向にある。

グループ意識と、秘教はブッディを定義しているが、ブッディ体は愛の体でもあるがゆえに、反逆性をももたらすのである。

第一段階における、第七光線の影響が多く見て取れるのは、政治においてである。

人類の多くが第一段階以下であり、第七光線の影響下にあるが、保守的で変化を好まない傾向にある。田舎ほど、第一段階以下の人数が多いせいか、保守的である。

第六光線には、たとえ悪が生じようとも、新しいものに向かって進もうという気概がある。第二段階のイニシエーションが第六光線に支配されてるのは興味深い。
知っての通り狂信的な光線でもある。

6というのは悪の数字とされてきた。第六光線は悪の元凶でもある。
欲望の数字である。

第六光線は、第二段階の自由と関係する。

これがよく表れた現象として例を挙げよう。

第七光線の家父長的で保守的なエネルギーに支配された、日本の大衆は、小室さんと眞子さんの結婚に猛反発した。
そして、その多くが女性であった。

自由は時に悪や望まぬ結果を生む。

しかし、自由なしに成長はない。

自分で論理的に考え間違ってても自由に生きる。

これが、第二段階の特徴である。

第二段階は反抗のイニシエーションである。

わたしは、反抗という言葉を使った。反逆ではなく。

反逆は、より条件付けられてない第四段階の状態のことを言うから。

第三段階は幸福を意味するといわれている。

自由は青年である。幸福は少女である。

最近の、アンチフェミニストやナンパ師といわれる人たちのなかに、第二段階から第三段階の中間状態にある人たちを多く見かけた。

自由は男の子のほうが有利だが、幸福は女の子のほうが有利である。
幸福という観点から見れば、男性はやや弱者である。

ラジニーシは、マナスのレヴェルにある第三段階のイニシエートは女性的であると述べた。

アンチフェミやナンパ師の男性は、女性に不平を言ったり、女性の性的対象となることに喜びを見出すという点において女性的なのかもしれない。

第五光線は鋭利な分析力をもたらすだろう。

私が見てきた、第四段階や第五段階の人々は、ほとんどがスピリチュアルな人であった。

先日、友人の、三段階後半のイニシエートが、女性の作品の多くは、小奇麗で鋭さがないと言っていた。

第4段階と第3段階を比べた時、第3段階のイニシエートは小奇麗で型にはまった感じがするだろう。

第四段階のイニシエートは、分析ではなく、直観に基づいた鋭い洞察力がある。

イエスやクリシュナムルティを思い出してほしい。とても反逆的であった。

以下に人格と段階と光線の対応を述べる。

第一段階 第七光線 老人
第二段階 第六光線 青年
第三段階 第五光線 少女
第四段階 第四光線 少年
第五光線 第三光線 母
第六光線 第二光線 幼児
第七段階 第一光線 父

第五光線は左脳、第四光線は右脳、第三光線は間脳を支配する。

第五段階のイニシエートは、すべてを包含する海のようなものである。

第四段階のように個人的で狭くない。
それは普遍的で広い。

クリシュナムルティは、4段階だったために、狭く鋭い教えを世にはなった。

私は、第6段階のイニシエートを、実際に会ってみたことがほとんどない。

聞き伝えや本などから察するに、第5段階のイニシエートの厳格な厳しさを超えた無限の優しさを第6段階のイニシエートは持っている気がする。

しかし、6段階の愛は幼児のような存在の愛であり、5段階の母のような与える愛ではないことを覚えておきたい。





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