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孤高のアルパカ

娘がアルパカのことを「あるかぱ」という。

とてもかわいい。

図鑑のイラストを指さし、「じゃあ、これは?」と聞くと、「あるかぱ!」と答える。そのたびにわたしは、こらえきれずニマニマとしている。

私:「よく知ってるね! でも惜しい、アルカパじゃなくて、アルパカだよ。あ、る、ぱ、か」

娘:「あ、る、か、ぱ!」

……とてもかわいい。

どうしよう。言いたいことのすべてを冒頭で言い終えてしまった。

「あるかぱ」という魅力的な響きについて書き残したいが一心でこの文章を書きはじめたはいいが、べつにこの話に続きはないのだ。そんなに都合よくストーリー性に富んでいるものばかりじゃない、日常は。

しかたがないので、わたしとアルパカの思い出話でも聞いてほしい。いやいや、それこそそんな都合よく、アルパカとお前さんの思い出話なんてあるぱかい?

いやいや、それがどうして、あるぱか。

あれはいまから、8年ほど前のことだ。

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熱くも冷たくもない常温の温度感をめざしています。週に1〜2本は読みもの感のあるエッセイ、加えて、数百字程度の短文心象スケッチのようなもの、また購読者さん向けのおてがみや雑記などもときどき入ります。紙の雑誌のように、同じ空気感の中でもいろんなテイストのものを入れていきたいです。現在は火・金の11:00更新。ひとりランチで気分転換のおともなどに。

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