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ささやかな感謝祭 #わたしイチ好きなあなたのnote2019 【その2】の巻

というわけで、わたしがとくに今年”ありがとうございます!”ってさけびたい方への偏愛を、ひたすら綴ってゆくだけの場所【その2】です。

ちなみに【その1】はこちら。

企画主旨についてはこちらのnoteをどうぞ!

上記のnoteのとおりなので、今回の企画はあくまでわたしが個別に感謝をお伝えしてゆきたいなっていうのが主旨です。有名無名問わず、旗を振って応援してくださった方のところのお部屋(note)に遊びにいって、「いつも(orその節は)ありがとうございますー。わたしも○○さんのこういうところ、とくに好きで!」って言ってまわるという、超・超個人的企画です。

決して「万人へのおすすめnote」を選出するという主旨ではないので、誤解なきよう!(そのへんの誤解が生まれないように、ベストnote選出ではないよ、というのを強調したくて上の主旨noteを書いたつもりだったんですが、やっぱり毎回書かないと伝わらないとわかったので、毎回書きます…!)

いたってささやかな感謝祭ですが、その方のいろいろなnoteを拝読したうえで「個人的にはこれが特に好きです!」というものをご紹介しているので、興味をひかれたものにはぜひリンク先には遊びにいってみてくださいね。

知らなかった方の新鮮なnoteや、すでに知っている方でも読み逃していた意外なnoteが読めるかも……? そんな出会いの場にもなったらうれしいなと思いつつ。

それでは、ゆるゆるとはじめます。

・ご紹介は順不同です。

・あれもこれも…!とご紹介したくなる気持ちをこらえて、ボリュームの都合上、埋め込みnoteは「おひとり2つまで」と決意しています(すでに「イチ」じゃなくなっちゃったけど、すみません2つはどうしても!笑)。

・たとえスキ数が少ない記事でも、わたし的に「くぅー、これ、好き!」って思いが強かったりすると、すでにスキが100越えているような代表noteよりも、そういうnoteをご紹介したりすることも多々あります。総じて、主観的偏愛でお届けしております!


■ ルミさん

”平均寿命の半分を超えて生きてきた。
野球に例えたら、6回裏くらいだろうか。
相手にリードされ、得点差はどんどん開くのに、私はまだヒットもホームランも出ず、1点も入れていないような気分だ。
焦りだけが、じりじりと私の胸を焦がす。そんな感じ。”

ルミさんのnoteはたくさんあるけれど、個人的に一番、胸にぐうときて印象に残ったのがこちら。わたしもあなたも、みな、終わりのある人生を生きている。子どものころその事実を理解したときは気が狂いそうになったのに、あのころより終わりに近づきつつあるおとなになってから、あまりそのことについて考えなくなっている自分もいて。そんな中で、40代の等身大な自分としずかに向き合った、ルミさんのこのnoteが胸にひびいた。読み終えたらきっと、「今その時」を、改めてたいせつにしたくなる

でも、女子の世界では、「褒められたら『そんなことないよー、あなたのほうがずっとすごいよー』って言わなくちゃいけない」ルールがあったのだ。(めんどくせえ)

ピンポイントで恐縮なのだけれど、この一文が個人的にとても好き。好きというか、共感しかない。あとは”もう限界だったのかもしれない。自分の気持ちを抑え続けることが。”とかもそうで。たぶんnoteという場所で書きつづけている方ならばだれでも、近しい気持ちを持っているではないかと思うのです。ルミさんがいろいろな企画に参加されている原動力に触れられる、素敵なnote。


■ △さん

特に敬語においては、「〜してはる」が「〜していらっしゃる」「〜されている」のニュアンスを持つことに、未だに納得できないでいる。最近は少しずつ使うようになったが、初対面の相手に対する敬語としては、抵抗があって使えない。自分自身に向けて使われる敬語の場合は、「〜はる」だろうと「〜いらっしゃる」だろうと、特に気にならないのだが。

こんなふうに、文体やそこに宿るニュアンスなんかの話を、するのも聞くのも好きだ。加えて△さんのこのnoteでは上記のように方言に関しても言及されていて、ことば好きとしてはとっても興味深かった。”生まれも育ちも関西なのに、どうも関西弁を使いこなせない。”とおっしゃっていて、そうかあそういう方もいるのだなあと気づいたり。そういえばわたしも日本育ちだけれど、日本語にいつまでも翻弄されているな。ことばっておもしろい。

△さんは自己紹介noteで、”一般的に、変わってるとか高尚だとか言われがちなもの、例えばクラシック音楽、紅茶、美術館…そんなものたちが大好き”って書かれている方。そして投稿も、紅茶などの飲み物について書かれているものが多い。そういう方が、わたしがこれを書いている現時点にて、唯一投稿している自炊ご飯note、というのがわたしの萌えポイント。しかも最後に”noteで自炊のことをまともに書くのは初めてて、なんだか気恥ずかしいけれど。”って。うん。そういうの、いいですよね……。


■ ナースあさみさん

あさみさんはそもそも引き出しが多い上に、それぞれの極め方が尋常でなく深いので、主観といえど「いちばんの好き!」を選ぶのに大変苦労する。とくに医療系のことを書かれているnoteは、ひとくちに「スキ」と言っても、「ああ、読めてよかった、この事実や考え方を知ることができてよかった」という意味でわたしはスキを押させていただくことが多い。

もうすでにたくさん読まれている『患者の意志を尊重したら、家族の意志を殺してしまった話』も、未読の方がいたらぜひ読んでほしい。たぶん読んでいるとたまらなく苦しい気持ちになるのだけれど、それでも、このnoteに出会えてよかった……と思うのではないだろうか。好き!って言うのとはまた違う、ずっしりとした感情で。

先にリンクを貼った『認知症の患者さんが忘れないこと』は、同じく病院でのエピソードを描かれているのだけれど、ただ切なさや悲しさというだけではなくて、それらも含んだうえでの優しさ、あたたかさ、人間というものの愛おしさを描いてくれている作品だと思う。寂しいけれど、希望もあって。悲しみよりも、あたたかい気持ちがのこる。……好きだ。

もうひとつは、雰囲気打って変わってこちらを。あさみさんの2020年の活動スタンスははぐれメタルとのこと。わたし、あさみさんのこうやってスパン!と自分の確固たるスタンスを言い切るところ、大好きです。そして個人的に自分の気持ちともだいぶ重なるところがあり、勝手に共感して、くうぅっ!としびれてしまった。


■ フカサワヤさん

「ご自由にどうぞ」と書いて不要なキャリーバッグを置いておいたら、どうなった……? その意外な結果に「ほう」となり。言葉に思いを馳せるのが好きな民としては、こういう言語にからむ話題はやはりとってもそそられる。日本語って、おもしろいよね。いまだに毎日、翻弄されている。

これはラブレターですね。言ってしまえば、とくにひねりがあるわけでも、第三者が読んで驚きがあるようなものでもないのです。入院中のフカサワヤさんが、だんなさんへの思いを素朴につづったお手紙。でもそんな飾り付けのないお手紙だからこそ、こうやって気恥ずかしさとか照れとかを越えて直球の思いを置けるのっていいな、すごいなと思ってしまう。

あなたにごはんを作ってあげられないことが、あなたと一緒にごはんを食べられないことがとてもしんどいのだと気づきました。

とか。フカサワヤさんの他の投稿って料理やレシピについてのものが多くて、いつもいろいろと熱心に情報を集めながら、ごはんづくりをされているんだなあというのが伝わってきます。その背景があってのこの一文、重みがあり。その後また、だんなさんとおいしいごはん、食べているかな。


■ ゆみっぺさん 

ゆみっぺさんのこれも、単純に「すき!」というよりは、ああ、読むことができてよかった……と思わせてくれたnote。身内の看取りに関しての、ゆみっぺさんの思いがつづられている。看護師だからこそ気づけること、だからこその葛藤がたくさんあったんだろうなと思う。ひとごとじゃなくて自分自身もいつか向き合うときがくるはずだから、ゆみっぺさんのこのnoteに出会えてよかった。

打って変わって単純に「すき!」と言ってしまう、ゆみっぺさんの生活や育児のことをつづる日常note。『その無駄を愛している』は、書き出しの勢いがたいへん好きだ。

このところ、お腹周辺に浮き輪みたいなのがついている。
前屈みになれば激しく自己主張してくるし、ジーパンを履けば我が物顔でONしてくる。

からはじまって、”…まあ、ヤヴァイ。”までの疾走感がたまらない。ちなみに途中にはさまれている、”あ、え、なに、ちょっと谷間ある、みたいな瞬間って最高やったやん。”には共感しかない。なんだか遠回りだな、っていう日々を送るひとりとして、「無駄あってなんぼの人生よ!」ってゆみっぺさんと乾杯したい。


■ Mica(ひらいみか)さん

それぞれのnoteで色合いが違って、さまざまな景色を見せてくれるMicaさんのnoteは、だからどの断片をすき、と言うのかたいへん悩ましい。上にリンクを貼った『知っているけど知らない言葉』は、わたしが英語や日本語などの語学好きだからという背景で、個人的にとりわけすき!と思ったnote。育児にからんだ話題なのもまた。

この日、家に帰ってから「天狗 何者」とググった。

のくだりも、思わずふふっと吹き出してしまうくらいツボだった。文中で引用されている『英語でエッセイを書きたい』ももちろん好き。さびついた英語に触れ直したいな……とはわたしも常々思っているから、またMicaさんがエッセイ英語などをやりはじめることがあったら食い入るように読むと思う。

自分とは違う場所の「今」に思いをはせるのが好きだ。異国の友人のところではもう寝ているかなぁとか、同じ国内でも、自分がこうやってPCに向かっているときに森の中ではくまが歩いていたりするんだなあとか。同時並行の時間のおもしろさ。日本出身で、いま外国で暮らしているMicaさんは、日本の手触りを知っているぶん、毎日日本の「今」に思いを馳せているのかもしれないな、と思った。大きな感情の起伏が直接描かれるわけではなくて、とてもしずかに、たんたんと愛が伝わってくる文章だった。

さて、【その2】はここまで。

遊びに行かせてもらった方々も、ここまでお読みくださった方々も、どうもありがとうございます。

12月もそしらぬ顔していつのまにか後半に入ってきて、いろんな面で時間との勝負になってきました(笑)。はたして年越しまでに完走できるんでしょうか。いや、したい。

そんで最近はラウンジに顔だしすぎてるから、1月は自室でまったりするんだい。

ちょこちょこ時間つくってたんたんと書き溜めてゆきますよ……!

また!!

自作の本づくりなど、これからの創作活動の資金にさせていただきます。ありがとうございます。