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色をめぐって

イベント終了しました

先日は「生活の中で楽しむ色文化:青」にご参加いただきましてありがとうございました。参加者の皆さんにも、多くの感想をいただきました。とてもうれしかったです。私たち3人もとてもこの機会を楽しみました。

3人で相談して、これから、次回を考えながら、交換日記を始めることにしました。日常の中で出会う色のこと、日ごろひとりで考え続けている色の不思議、気が付きについて、お互いに質問しあいながら、皆さんとも分かち合いながら、写真を交えて、交換していきます。お楽しみに!

始まるにあたって、先日のまとめとともに、どうしてこの企画をしようと思ったのか、普段私が考えていることも書いておこうかなと思いました。

私がこの企画を考えた理由

私は大学で美術を勉強しました。そして、現代美術を20年くらいしっかり見てきました。絵を買ったりもしたし、たくさんの作品に触れました。その上、自分で展覧会まで開きました。そんな人は珍しいと思います。

私はアートが大好きです。でも、アートの世界はとても狭いのです。用語を知っていないとなかなか会話に加わることができないし、業界の人間関係はとても密で狭いです。私はコレクターよりも、アートマニアよりも、なによりも、普通の人が一番アートを必要にしているように思います。小説を読んだり、ドラマや映画を見たり、音楽を聴くように、生活の中でアートに触れられるといいと思います。今は、それがむつかしいです。大抵の場合アートはマニアに向けて発信されているからです。

だから、今回の色の企画をしたとき、下平さんと小山さんの両方がいることはとっても大事だと思いました。専門家でしかも、生活の場でも色を使っている下平さんがいることで話は深みを持つし、同時に、実際に色を使って商品を売っている小山さんがその場にいることで、生活の中で実際に自分のために色を選ぶ行為を普通の人に考えてもらう機会を作れると思ったのです。

実際に集まってもらった人たちの反応を見ていると、本当にそのようにこの企画を楽しんでくださる人がいっぱいいらっしゃって、私はとっても嬉しかったです。

現代アートはすごく身近にあるものなのです。5万円くらい出せばとっても素敵な作品を手に取ることができます。でも、その「素敵な」作品を選ぶことがむつかしいのです。私はこの企画を通して、最終的に、みなさんが自分にとって「素敵な」作品を選ぶ機会を作れるといいなと思いました。そして、それを実際の生活の中で楽しめる状況が来るといいなと思います。そんな風に気軽に、とても大事なものを生活の中に入れることができたら、とっても人生は楽しいんじゃないかなと妄想したのです。とっても大きな構想ですが、そんなことも実際の企画をしながら、思いました。

下平さんと小山さんは、どうですか?どうしてこの企画に参加しようと思いましたか?実際にやってみて、どんな妄想をしましたか?笑。何が楽しかったですか?

私は後日企画として、友達と「青を持って集まってくださいね」という企画をして、それぞれが自分の好きな青を持ってきてくださったことがとっても楽しかったです。

先日のまとめは今3人で作ってます。できたら、公開しますね。お楽しみお待ちください。


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