出陣〜ほら貝の準備を〜

こんにちは。タモンズ大波です。
本日7月21日お昼、夕方からキングオブコント2回戦の前に筆を取りました。すいません、正式には指を取りました。
いよいよ人生でラスト賞レースがはじまります。
キングオブコントは芸歴無制限でユニットもありとバーリトゥード感すごいですが、M-1がなくなったらキングオブコントにはおそらく出ません。
今のところは。
タモンズはあくまで狙いはM-1優勝ですのでキングオブコントはM-1を勝ち上がるための一部として参戦させてもらってますので、M-1がなくなったらキングオブコントも終わりです。

M-1グランプリ2020年準々決勝敗退のあの日にない知恵一生懸命絞りました。
タモンズが優勝するのに何が足りないのか。
ラストイヤーに挑んで優勝するにはどういう動きが必要なのか。
出した答えは知名度でした。
面白い漫才は持っていける自信はありまして、1番用意が難しいのは知名度でした。
知名度を得る定石はテレビに出ること。
でも冷静に考えてください。テレビも商売です。たくさんの人に見てもらわないと商売が破綻してしまう以上、数字を持ってないタモンズを使うのはリスクがありすぎます。テレビの方もつらいよ。かといってネットも同じ。
じゃあ詰んだやんさよならー
いや待てよ。予選はニューピアホール。キャパMAX800人。テレビ出て全国的な知名度得るのと局地的な800知名度得るのは同じことなんやないか。

オリの晩酌というオリックスに特化したYouTubeをはじめたのが仮説を検証することになる。
オリの晩酌とはタモンズとももD3人でやってるオリックス特化型チャンネル登録者数4800人のこじんまりチャンネル。世間の認知度0に近い。
でもね、はたまた球場に行くと安部はスーパースター扱い。写真撮っての嵐、一度トイレ行こうもんならファンの方に囲まれて大好きなTー岡田のタイムリーも見逃す始末。でも試合終わり球場出て駅1個離れようもんなら安部のことなんか誰も見向きもしない。さっきまでが夢かのように静かにヘルメットのリュックにしまう姿は笑わせてもらった。

これをニューピアホールでも出来れば勝てる。逆にできなければ勝てない。

その日からまだ見ぬM-1グランプリ2021準々決勝準決勝仕事休んでチケット取るお客さんの客層の分析に入った。

まず先行予約をする。だいたい午前中、仕事中や授業中に同僚や先生の目を掻い潜りスマホで先行予約する。落ちても熱心にSNSでチケットを探す。当たっても仕事を休み取って学校も休んであれだけの長丁場見る。どちらにしても相当な労力と熱。それを有してる人に対して知名度を得る1番早いのはキングオブコントで勝ち上がること一択でした。
なぜならキングオブコントのお客さんもその労力と熱を体を同様に纏っているから。

その日からキングオブコントでやれそうなコントを考えて2月に単独でおろして、ちょくちょくコントのライブも入れてもらって調整してきました。
僕らのこと応援してくれる方にはまた同じコントかよと思わせたかもしれませんが、そこはほんと胸が痛かったです。ごめんなさい。
来年から賞レースには出ないけどコント単独とかも考えてるからそれで許してちょ。
いきなり参戦したコントでコントの猛者を薙ぎ倒して勝てるとは思ってないしそんなに甘くはないとも理解してる。でもM-1の為に一つでも勝ち上がって、賞レースフリークの皆さんの前でタモンズおもしろいやんと思ってもらわないといけない。精一杯頑張ります。

個人的にはM-1に向けてやれることはやれたかなと思ってます。納得出来る漫才も用意出来そうやし、ラッキーな大宮セブンという編西風に乗りたくさんのお客さんにもタモンズのことを知ってもらえたと思います。
ニューピア800(バイクみたいに言っちゃってごめんよ)全員に届いたとは思いませんが、そのかわりすごく応援してくれる人が増えました。これはほんと嬉しくてここまで予想してませんでした。タモンズ応援してくれた皆さんほんとありがとうございます。
オリの晩酌からもお笑い見たことない野球好きの方もお笑い見に来てくれたり、今年から新たにニューピア800になる人が増えたのは嬉しい誤算でした。ニューピア800の人をマーケティングして届けるよりタモンズファンをニューピア800になってもらう方が確実で心強い。
目から鱗二枚です。
みんなチケット争奪戦頑張ってね。
M-1死ぬ気で取りに行くからニューピアホール集合してね。準々決勝準決勝の二日間だけはタモンズに下さい。

キングオブコントの予選でタモンズを知る賞レースフリークの皆さんはじめまして。タモンズ大波です。
多少暴力的な描写ありますが漫才ではそんなことないです。
勝ち上がったあかつきにはM-1で応援して下さい。

よし、じゃあそろそろ行くか。
15年目で1番楽しみやな。もっとはやくこういう気分で挑みたかったけどやはりそこはギリギリにならないとやらない性分でして。
でも夏休みの宿題は始業式には持っていくタイプでした。
そういえば結局間に合う人生やったな。
人生ひっくり返せるかあと5ヶ月少々。皆さんほら貝の準備を。