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野田、『ラッド、サブスク解禁したってよ』ってよ

みなさん、おはようございます。


全国の20代のみなさん、ヤッホーみんな息してる?

ついに、この日がやってきました。


昨日、何の気なしにTwitterを眺めていると、

野田洋次郎というバンドマンがこう呟いていました。





『ラッド、サブスク解禁したってよ』






は?え?マジ!?

私はすぐさまapple musicを開き、ワード検索欄に「RAD」と入力しました。





そこには、私の学生時代の思い出が集まってました。





というわけで今回は、RADWIMPSの思い出の楽曲を青春時代別に分けて紹介していきたいと思います!







野田、『ラッド、サブスク解禁したってよ』ってよ①

"中1"

DADA/RADWIMPS

・これが私のとってのRADWIMPSへの入り口、いや、邦ロックへの入り口、いや、J-POPからの解放、いや、厨二の始まり、ひねくれる種、反抗する心、純粋を曲げる疑う心の芽生え。

・RADWIMPSによって完全に厨二病、反抗期、小学生のピュアだった感情を疑う猜疑心を得ましたね。中1にとってこんなに世界に向けて反抗した哲学的な歌詞は、今までGReeeeNのキセキとか聴いてうわーめっちゃ良曲じゃんとか思ってた少年にとって刺激的で、なんか初めてTSUTAYAの18禁コーナーに入った時のような衝撃を受けました。20代にとってのコペルニクスです。

・そしてこのDADAって、マジでYouTubeのMVがTVの音楽番組を超える一番最初の楽曲なんじゃないでしょうか。この時はもう松っちゃんみたいに「遺書」とか書き出すんじゃないかってぐらい全盛期大トガり洋次郎時代なのでTVなんてまっぴらごめんだし、TVもTVで嵐とAKBに夢中でRAD、むしろYouTubeなんてマジでアウトオブ眼中だったんですから。友達がPSPでパス無しwifi飛んでる公園とか行ってMV見せてくれたなぁ〜。








野田、『ラッド、サブスク解禁したってよ』ってよ②

"中2"

マニフェスト/RADWIMPS

・リリース年的には逆になるんですが、DADAでRAD知ってそっからディグり、おしゃかしゃま知って、中2はマニフェスト聴きまくってたなぁ。

・「野党も与党もやめにしよう なしにしよう 火曜も土曜も雨の日も 変わらぬもの探したよ」こんなんめっちゃパンチラインだし、最高に気持ちよくないですか?絶対歌いたくなるじゃん。

・この頃マジでほぼアイドルのラブソングかファンモンのファイトソングと、湘南乃風の輩ソングしか流通してなかったので、文学的で、サブカリーな需要はRADWIMPSが全部持ってったんですね。この頃から若干、メジャーシーンに違和感を覚えてくるんですよね。中2だったのもあいまってか、普通にTVで流れてる曲よりRADの方がセンス良くね?湘南乃風のアホみたいにウェイウェイしてる曲よりも、ファンモンの頑張ろうぜの1点張りよりも、アイドルの愛してるよりも、「総理大臣になったら君の誕生日を祝日にしよう」の方がセンス良くね?ってなるんですよね。そしてアメトーーク!が「人見知り芸人」「中学の頃イケてない芸人」で革命を起こすんですよね。







野田、『ラッド、サブスク解禁したってよ』ってよ③

"中3"

五月の蝿/RADWIMPS

・そして野田洋次郎はさらなる狂気を見せてきます。中3という厨二を超えてやっと落ち着くかと思いきや、更なる刺激を与えてくれるのでこちとら厨二病延長しなくちゃいけません。

・そしてここでまた好き嫌いが分かれるという衝撃を与えました。今までのアーティストファンっていうのは嵐ファンとかだったら嵐の曲ならなんでも好き、GReeeeNの曲なら何でも好き的な人しか正直見てきてなかったのですが、この五月の蝿は好き嫌いが分かれました。若干のRADブームで学校中にRAD自体は知れ渡っていたのですが、もしかしたら野田はこのまま売れ線に乗らないように五月の蝿で一定層を省いたのでしょうか。もしそうならすごい戦略ですね。五月の蝿によって、そこまで知らないけどちょっと知ってるような人はRADから去っていきました。逆にガチ勢はより野田を愛するようになり、その歌詞の通り「生まれて初めての宗教が君です」と言わんばかりに野田教を信仰していきました。

・そしてまたこれが当時野田洋次郎が吉高由里子と付き合ってて別れたらしく、その時期と重なったたので吉高由里子に向けて書いたという噂が話題になりましたね。その後吉高由里子のTwitterがゴリ病み詩人みたいなツイートを永遠と呟いてたのも意味深ですよね。








野田、『ラッド、サブスク解禁したってよ』ってよ④

"高1"

実況中継/RADWIMPS

・この頃から邦ロックバンド、back numberやサカナクション、セカオワなどが台頭し始め、RADWIMPSは先駆者、ちょっとランクが上がってしまって、セカオワなどに目がいきがちになってた時期だったんですが、この"×と○と罪と"というRAD節全開のアルバムをリリースしたんですよね。

・その中でもやはり衝撃を与えられたのは"おしゃかしゃま"の再来とも捉えられるこの”実況中継”ですね。セカオワのファンタジーな世界よりも、back numberの日常的な恋愛ソングよりも、サカナクションの新世代のミュージックよりも、このイかれた哲学ロック、RADWIMPSだとRADの方に戻っていった方も多いのではないでしょうか。

・そして私はこの”×と○と罪と”のライブで初めて、RADWIMPSを観ることが出来ました。この実況中継までの流れが神過ぎました。あ、いや今の神は別にかけたわけではないんですが、最初にDADAが流れて、その後、実況中継、そしておしゃかしゃまという最強哲学ロックナンバーが3連続だったので、マジ神でしたね。









野田、『ラッド、サブスク解禁したってよ』ってよ⑤

"高2"

ジェニファー山田さん/味噌汁's

・高2の時のまさかの味噌汁'sがアルバムを出したんですよね。残念ながらまだ味噌汁'sはまだサブスク解禁してくれなかったんですが、「有心論」に入ってた「ジェニファー山田さん」は解禁してくれました!ありが十!

・この頃はRADは楽曲というよりなんか野田が一人で活動してたイメージがありますね。野田のソロデビューしたり、あと「ラリルレ論」という本を書いてましたね。やっぱり。書くのよ。「遺書」ではなかったけど「遺書」と同じぐらいゴリトガり著書でしたね。「ラリルレ論」。小学中学の頃とか図書館で無駄に本借りて読まないで返すという謎の行動してたので本とか一切読んでなかったけど初めて「ラリルレ論」全部読みましたね。確か読み終えるのに8ヶ月ぐらいかかりました。

・そして「ラリルレ論」に衝撃の文章が書いてましたね。ドラムの山口さんが足を悪くしてたそうです。そしてもうドラムが叩けなくなったと記述されてました。正直今でも三人体制には違和感を覚えます。今いろんなバンドが一人抜けたりしてるけど、やっぱり音楽性の違いとかじゃなくて、普通に身体的に脱退するってのはとても辛いですよね。そして、多分これを機にだと思うんですが、RADがメディアに出始めるんですよね。こっからはただの推測になってしまうのですが、なんか山口さんがどこでも見ることができるようにTVやメディアに出始めたのではないかと思っています。







野田、『ラッド、サブスク解禁したってよ』ってよ⑥

”高3”

ピクニック/RADWIMPS

・そして野田洋次郎が映画に出るんですね。しかも主演。普通に衝撃でしたね。やっぱり邦ロックの最前線走ってるなと思いました。映画デビューするやつなんていないでしょ。この頃にはもう邦ロックが全盛してる時代で、ゲスやKANA-BOON、ドロスなどが台頭してる時代ですから。僕らのトップランナーはもはや映画出ちゃってるって。

・なんかこの「ピクニック」はまだapple musicに加入してなかったので、普通にタワレコで学校帰りに買いました。なんか本みたいなジャケットで、ザラザラしてました。もうエモですよ。学校帰りにタワレコとか。もう今はプラスボタン押すだけですからね。

・今でもNETFLIXで野田主演の「トイレのピエタ」を見返します。あの画家になりたかったけど辞めて、無感情で窓の掃除してる感じがかっこ良くて、悲しくて、エモくて、自分と投影したりして、すごく泣けるんですよね。あの映画。夢叶わなくてガンで余命宣告されるけどその間生きる野田に悟りが見えるし、人生の本質が見えるんですよね。普通にバイブル、教本として見させていただいてます。









というわけで今回はRADがサブスク解禁したのでRADと一緒に学生時代にタイムスリップしました。

皆さんもRADを聴いて、自分の過去編にとぶのも良いのではないでしょうか。






では僕は、大きめの女優帽被り、ロングカーディガンにサルエル履いて、丸メガネサングラスでもかけときます。

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