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【ポケマルおやこ地方留学】復興のいまを知る。暮らしと文化を遊んで学び、地域の人とつながろう—浜通りプログラム(1)

福島県浜通り。福島県内で太平洋に面するエリアを指し、年間を通して温暖な気候が特徴です。

都心に比べると夏は涼しく、冬は暖かく降雪量も少ないのが浜通りエリアの特徴
太平洋に面し、豊富な海の幸にも恵まれています

古くから農業や漁業、商業が盛んで、独自の文化が息づいてきたこの地域は、東日本大震災による原発事故の影響を大きく受けました。少しずつ人々の暮らしが戻ってきたこの場所で、夏のポケマルおやこ地方留学が開催されます。

初開催の浜通りプログラム。アクセスの良さも魅力の1つ

今年初開催となる浜通りプログラムを一緒に作り上げていくのは、福島県富岡町在住の辺見珠美さん。この地域に移住して12年、現在は雨風太陽のスタッフとしても活躍されています。震災を機にこの地域に初めて足を踏み入れ、「現場をこの目で見て知りたい」という思いで飛び込んだ福島の街。その魅力を子ども達に伝え、たくさんの思い出や新しい経験を持ち帰っていただけるよう、山に海に駆け巡る7日間のアクティビティをご用意しています。

プログラムの実施地域は福島県富岡町、浪江町、南相馬市、相馬市、川内村、飯館村。同じエリア内ながらもそれぞれ異なる特色を持つため、毎日新たな地域の魅力を感じられるはず。

滞在拠点となるゲストハウスは富岡町内に位置し、東京からは常磐線特急、もしくは車でも3時間程度で到着します。他地域と比べてアクセスが良いことも、本プログラムの特徴の1つです。

復興のいまを知り、地域の暮らしと営み、文化を学ぶアクティビティ内容をご紹介

▼海洋資源の保護を目指す船長と共に。船上で釣り体験!(富岡町)

富岡町の石井さんは釣り船業を生業とし、週末は多くの釣り客を海に案内し、釣りのレクチャーを行っています。特徴的なのが、海の資源を大事にされているところ。釣れた魚が基準に満たないサイズの場合はリリースをし、次世代に続く釣りを目指しています。

石井さんの船「長栄丸」

そんな石井さんと一緒に船に乗り沖合に出て、船上からの釣りをしてみましょう。釣れた魚は自分達で捌いて、実際に食べてみるところまでを体験してもらいます。

石井さんの指導のもと釣り体験

船の上からは、かつて事故が起こった福島第一原子力発電所の姿を捉えることもできます。アクティビティを通して海の豊かさを体感すると同時に、現地の人々、そして自然環境に大きな被害をもたらした過去の出来事について考える1つのきっかけになるかもしれません。

▼ポケマルでも人気の「ミルキーエッグ」が育つ現場を訪問(相馬市)

相馬市で生産され、ポケマルでも多くのユーザーからの人気を集めているのが「相馬ミルキーエッグ」。

こちらの卵は相馬産のお米、魚屋さんからいただく魚のアラ、自分の畑で収穫された芋や豆など、鶏たちが食べるものはすべて自分の手の届く範囲で自給されています。そんなミルキーエッグの生産者である菊地さんのもとではニワトリ小屋で卵をとったり、お掃除、エサやりなどを行ってもらいます。

エサにこだわり、丁寧にニワトリを育てられている菊地さん。運営担当の辺見さんは「おいしい卵を産むニワトリたちが健やかであることの重要性、それが巡り巡って自分の身体になっていることを感じてもらえたら」とおっしゃっていました。食べ物を与えてくれる命に触れ、その命と自分との繋がりをぜひ感じていただきたいです。

大野村農園では卵とり、ニワトリのお世話などを体験します

▼キレイな水でしか育たない「いわな」。学んで触れて食べてみる(川内村)

渓流かつ清流にのみ生息しているという「いわな」。そのいわなを養殖し、釣りやつかみ取り、新鮮ないわなを使ったお料理を楽しめるのが川内村にある「いわなの郷」。今回はいわなが放たれた養殖場で釣り、またはつかみ取り体験を実施します。

いわなの養殖等を行う「いわなの郷」

川内村は平均標高が高く、なんと面積の8割ほどが森林。夏場でも涼しく、里山の恵みが豊富な地域です。そんな川内村の自然が育むいわなについて学び、体験し、味わってみましょう。

さらにこちらではそば打ち体験も予定されています。清らかな水があるからこそおいしくなる、川内村グルメを味わう1日です。

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他プログラムも記事後編でご紹介しています。下記リンクからチェックしてみてくださいね。

(取材・執筆:PR 西宮)


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