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【レポート】「地域で仕事をつくる」これからの働き方

ワークキャリア公式note

11月にライブ配信した「地域で仕事をつくるこれからの働き方」。要点をまとめて記事化しました。ゲストは静岡県掛川市でゲストハウス運営やWEB関連のマネージャー業などをされているハマさん（@hamalandspace）。

こんな方に読んでほしいです
・Uターンをして地域で働くことに興味がある
・地方で新しく繋がりを作るにはどんな経路があるのか知りたい
・ハマさんが何を大事に活動されているのか知りたい

質問→ハマさんからの回答 の構成で進めていきます。

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※ライブ配信の概要はこちら》【11/18（水）ライブ配信】これからの「地域で仕事をつくる」働きかた

この記事は、聞き手目線でまとめています。「ハマさん自身の言葉が聞きたい」という方は、ぜひゲストハウスの家主と語らう。体験する。どこにもないプランを予約して、本物のハマさん（@hamalandspace）と対話してくださいね。

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画像：どこにもない家公式HP より

先に大事なポイントをまとめました

ハマさん（@hamalandspace）のお話を聞いてグサッときたこと、重要だと思ったことを先に紹介します。

・無料の仕事でも、目に見えない価値を感じたら引き受ける
・お金ありきではなく、力を抜いて、楽しさベースで仕事をする
・任せられた仕事に誠実に向いき合い、そこから繋がりを広げていく

ハマさん（@hamalandspace）のお話を聞くと、とにかく目の前の人に誠実に向き合っている印象を強く感じました。

お金を最優先するわけでもなく、効率を最優先するわけでもなく、ご自分の感性や周りへの思いやりありきで活動されているのが素敵です。

では、質問をまとめていきます！

Q1：ハマさんの現在のお仕事を教えてください

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画像：ハマ＠半農半フリーランス（@hamalandspace）

フリーランスとして活動してから3年経ち、WEBライターや講師業、SNS広告や運用、WEBディレクター、ゲストハウス運営など幅広く活動しています。

Q2：地元に戻るにあたって、就職する選択肢はなかったのですか？また、なぜ地元に戻ったのでしょうか

就職という選択肢もありましたし、ハローワークにも行きました。しかし「いいな」と思う求人は無く、もともとフリーランス的な働き方にも興味があったため、フリーで活動することに。

地元へのこだわりはあまり強くなかったのですが、「田舎で子育てしたい」という気持ちは以前からありました。

Q3.30代半ばで脱サラしたハマさん。脱サラ時のお金周りはどんな感じでしたか？

家族5人が2~3年は生きられるだけの貯金はありました。退職を決めたのは退職する2ヶ月前でしたが、生活するお金に困る状況には今まで一度も陥っていないですね。

収入は独立から1年経った時に初めて20万円を超えました。収入の上がり方はゆるやかでしたが、毎月右肩上がりだったので、収入の記録を見ると安心していました。

Q4.現在の収入源とその割合を教えてください。

だいたいの割合は下記の通りです。

・編集、ライティング：15%
・SNS広告：10%
・ゲストハウス：15%
・講師業：20%
・ディレクター、マネージャー業：40%

ディレクター、マネージャー業は本当にここ2~3ヶ月で増えました。ランサーズと協力して開催しているプログラムがあり、そちらで企画段階から携わっています。

実は「地域の仕事」としての収入はそんなに多くなくて、静岡のフリーランスチームで動いてる案件も、元は九州の会社の案件です。外からの仕事を静岡の仲間と回している、といった感じです。

地域の仕事としては下記の活動をしています。収入源という感じではないですが…！

・掛川のメディア運営
・ゲストハウス運営
・ゲストハウスでのイベント企画
・空き家再生のNPOでの活動

Q5.仕事獲得の経路を教えてください

・地域のコワーキングスペース（運営元はNPO）
→コワーキングスペースから、空き家の活動やフリーランスチームの活動に派生しました。最初はユーザーとしてコワーキングスペースを使っていましたが、そこから話が広がっていきました。

元々ライターとして関わっていた人から別の仕事のお話が来ることもあり、人のつながりが積み重なって仕事になっています。

Q6.地元でキーマンとなった人はいますか？

・丸山さん：所属するNPOの代表。街づくりのキーパーソン。
・島津さん：コワーキングスペースを利用するフリーのライター仲間。
・戸塚さん：行政の方。まちづくりなどを担当。コワーキングスペースで出会い、働き方改革関連の活動で関わりを持つように。

元々地元愛はそこまでなくて、地元の友達も多い方ではありません。地元自体には特別な愛着はなかったものの、「自分が住んだ場所」には徐々に愛着を感じる性格なので、今は愛着がわいています。

Q7.地元でのオフラインのつながりは、どうやって作ったのでしょうか

フリーランスになってから1年ほど経った時に、コワーキングスペースに通ったり、ランサーズのイベントに参加したりし始めたんです。そしたら、どんどん広がっていきました。

今でこそコワーキングスペースから広がったつながりが多いですが、Uターンした最初の1年はずっとパソコンに向かっているだけでした。

「自然とつながりができるだろう」と思っていたものの、自然にはつながりができず。自分で足を運ぶのが大事だと思います。

Q8.ご自身のSNSはどのように使っていますか？

考えに共感できる人と出会えたらいいな、と思っています。

共感できない人とのつながりが増えても、あまり意味はないと思ってて。マイペースに、共感できる人と出会うツールとして使っています。

たまにネット上の面識のない方から相談のメッセージが来ることもあります。

Q9.企画段階から関わっていることが多いように見えますが、企画段階から関わるためのコツはあるのでしょうか。

まずは知り合って、継続的にお仕事して、評価していただけると色々と誘ってもらえるようになります。面識のない方から、いきなり企画段階のお仕事を依頼されることはありません。

出会って仲良くなり、楽しくノリで関わっているうちに活動が始まることもあります。ビジネスやお金ありきではなく、力を抜いて関わっているからこそ、色々な活動が生まれるのかもしれません。

ランサーズも、最初にかかわりはじめたのは2019年6月。その後、企画段階の仕事にかかわりはじめたのは2020年5月。企画段階の仕事にかかわり始めたのは、1年経ってからなんです。

今は企画段階から関わっていますが、はじめから企画段階で入ったわけではありません。関わっていく中で信頼関係ができて、仕事が広がっていきました。

Q10.地方で活動すると、無料の仕事は多いですか？

多いですね。ただ、仕事ととらえたら「無料」ですが、お金以外の「見えない価値」を感じるので引き受けています。お金の余裕がないと難しいかもしれませんが、お金だけにとらわれずに自分の目を信じて活動を選ぶようにしています。

Q11.地方で仕事をしたい人は、まず何をしたらいいでしょうか。

貢献できる武器をひとつ持ってかかわると良いかもしれません。WEBライターであれば「書くこと」をきっかけに仕事が広がっていきますよね。

また、私の場合はコワーキングスペースの繋がりからフリーランスチームの結成に繋がったり、ゲストハウスのイベントや妻のハンドメイド出店、子供会の仕事からも地域の繋がりが出来てきました。

1つ1つの役割にきちんと向き合うことも大切かもしれません。

Q12.地方で仕事する上で大切なことは何だと思いますか？

期待しないことが大事かもしれません。

「どんな環境でもどんと来い」という覚悟で、そこまで慎重にならずに移住しました。

ハマさんのお話をお聞きして

お話を通して、ハマさんの人柄の良さや誠実さをひしひしと感じました。

お金にとらわれずに「見えない価値」を感じてお仕事したり、人との繋がりの中で役割を広げていったりと、力を抜いて、自分の感性を信じて暮らしているからこそ楽しそうな活動ができているのかなと思わされました。

お金に余裕がないと、どうしても目先の利益や短期的目標に気を取られてしまいますが、どこかの段階でお金の余裕を持ち、お金にとらわれない活動をしていきたいな、と感じます。

ハマさんの言葉の一言一言が沁みました。直接お話ししたい方は、ぜひゲストハウスに宿泊してみてくださいね。

ハマさんについて
・Twitter：ハマさん（@hamalandspace）
・ゲストハウスの公式HP：どこにもない家
・ハマさんが取材を受けた記事：暮らしと働くはイコールの関係だからこそ、価値が芽生え循環していく。
・ハマさんの素敵なnote：https://note.com/hamaland

今後も「これからのキャリアを考える #これキャリライブ 」を配信予定です。

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