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ちょっとした贅沢

帰り際、ふと思い立ち、顔なじみの寿司屋に行くことにした。

店に着いたのは18時過ぎ。

「適当に握ってください」と伝え、冷酒を一合頼む。

寿司を食べ、あいまにスマホで仕事の連絡をし、気になっていた記事を読む。

大将が自分の食べるスピードに合わせて、一貫ずつ丁寧に握ってくれる。

女将が絶妙のタイミングで蛤の味噌汁を出してくれる。

ときどき、日本酒を引っ掛ける。

静かな時間。会話は無いが大将と女将の心遣いを感じる。

「もうそろそろ止めとく?」の声かけに頷いて、19時過ぎには会計を済ませ、あがりを頂く。

「また来てね」と女将に見送られて店を出る。

最高に幸せな1時間だった。

たまにはいいよね。


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