【症状別】あなたの便秘はどのタイプ?自分に合う漢方薬の選び方
「便秘がつらいけど、あまり薬を飲みたくない・・・」
そんな理由で、薬を飲まずに便秘を我慢している方もいるのではないでしょうか。
また、便秘と一言で言っても、実はその症状はさまざま。
今日は、ご自身の症状に合った漢方薬を、症状別に4種類ご紹介します。
ご自身に合う漢方薬をお選びいただく際にお役立ていただければ嬉しいです。
症状別で選ぶ、便秘がつらい方におすすめの漢方薬
便秘の漢方薬は、便の調子や体調によって合うものが違います。その時々の症状に合わせて選びましょう。
便意があるのに出しにくい時は麻子仁丸(マシニンガン)
麻子仁丸は、便に潤いを与えてスムーズにお通じを促す作用がある漢方薬です。
便がコロコロと乾燥している時や、硬くて出にくい時におすすめです。
作用の穏やかな漢方薬で、どなたにも万能といわれています。
便秘が続いて食欲がない時は大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)
大黄甘草湯は、あまり頑固ではないけれど便秘、という方に効果的な漢方薬。
数日お通じがなく、食欲が出ない人におすすめです。
脂肪が気になる方には防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
防風通聖散は、脂質の吸収を抑えながら、脂質と一緒に便を押し出す漢方薬です。
肥満や皮下脂肪を気にされている方におすすめです。
生理時に便秘になりがちな方には桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
桃核承気湯は、女性特有の月経時に便秘になりやすいというお悩みに効果的な漢方薬です。
生理時の便秘や、肩こり・のぼせある方におすすめです。
便秘に効果的な生薬、大黄(ダイオウ)
大黄(ダイオウ)という生薬は、便秘に効果的な生薬で、先ほどご紹介した漢方薬に共通して配合されています。
大黄は、主成分である”センノシド”が腸内細菌によって代謝されお通じを促すのです。
センノシドは、市販薬でも良く使われている「センナ」に含まれている植物由来の成分。
服用すると早い人は8時間程度で効果がを感じ始めるので、外出がない就寝前に服用すると安心です。
ただし、頻繁に使うと癖になる成分であるため、あまり効果を感じられないのに漫然と使用しないように注意しましょう。
購入する場合は、医師または薬剤師にご相談してくださいね。
まとめ
この記事では、便秘におすすめの漢方薬を解説しました。
バランスの良い食事や定期的な運動など、日常生活で便秘になりにくい体を作るのが理想的です。
でもそうは言っても、仕事や家庭で忙しくなかなか難しい時もありますよね。
そんな時に、漢方薬をお役立てください。
毎日の生活に漢方をプラスして、頑固な便秘を解消しましょう!
https://note.com/pluskampo/n/n37ac166dd0dd