No.05【受かるポートフォリオ作成『モデリング編①』】

どうも!CGデザイナーの松林です。

私飽き性なんですけど、割とすぐに達成できる目的を持つと長続きするんじゃないかと思ってます。

どうでもいいですね(笑)

さて今回は【受かるポートフォリオ】の

“モデリング編”です。

人気の職種ですね。

特にキャラクターは華型です。

またCGで映像だっり静止画を制作する際に必ず最初にする工程です。

僕のようなアニメーターはモデルがないと何もする事が出来ないので
とても重要なポジションです。

さて、この“モデラー”になる為の

“受かるモデリングのポートフォリオ”

について「具体的」に書いていきます。

まずはあなたが“モデラー”として仕事で作りたいものはなんでしょう?

“キズナ・アイを代表とする可愛い系Vtuberキャラクター”
“クラウドのようなイケメンキャラクター”
“ナルトやルフィのような漫画原作のキャラクター”
“リオレウスのようなかっこいいモンスター”

はたまた
“ゴッド・オブ・ウォーのような超美麗背景”
“Forza Horizon3やGTAのようなオープンワールドの背景”

それとも
“キャラクター原案自分!何かしら系美少女!”
“なんかの映画に出てきそうなオリジナルクリーチャー”

こんなところでしょうか。
他にもあると思いますがざっくりジャンルで言うと

“キャラモデラー”
“背景モデラー”

モデラーの中でも大きくこの2つに分けて
専任の作業者で制作します。

この2つで言うとどちらが就職しやすいか?

キャラモデラーの人気が高く応募人数も多い
狭き門のため
背景モデラーの方が就職する際には
多少有利かもしれませんが

これは大きな問題ではありません。

就職の合否に大きく関わる部分は

【版権物】か【オリジナル】かの違いです。

そして答えは

【版権物】

の方が受かりやすいです。
これは“版権物の方が有利”という意味です。

オリジナルを完全否定するわけでは
ありません。
キャラクターをデザインするのが得意な人もいるでしょう。

ではなぜ版権物の方が有利なのか?
それは

“作品の数を増やせる”

という所にあります。

どういう事か説明します。

オリジナルキャラクターを作る場合まずは
「デザイン画」から始めると思います。

まずコンセプトは何か?

アイドル?魔法少女?SFもの?
年齢は?頭身は?髪型は?服は?

学生の場合授業もあるのでこればかりに時間を割けません。

アイデアを詰め込んでようやくデザイン画が
完成するまで
1ヶ月かけたとしましょう。

そこから3Dモデルとして作成するまでに
2ヶ月くらいかかるでしょう。

これでもだいぶ早い方です。

実際は今一納得が出来ず、ダラダラと作り続け
気づけば就活をしなければいけない時期がやってきて

ポートフォリオに入れるモデルが1体か2体
かさ増しにデッサンを数点詰め込む

みたいなスカスカのポートフォリオが完成します。

では【版権物】はどうでしょう?

例えばナルトを3Dで作成したとしましょう。

デザインは完成しています。
ゲームで3D化された物もすでにあります。
作るものが明確なのでゴールがはっきりしています。
また周りからの評価も
「似ているか、似てないか」に絞りこめます。

そして最も大事な部分ですが

あなたの好きなキャラクター、若しくは人物にしましょう。

これはモチベーションを保つ為です。

勉強の為とは言え、ずっと石膏像のダビデなどを作り続けるのは辛くないですか?

僕は辛いです。

好きな人が羨ましいです。

ただ絶対に勉強にはなるので1年生の間に作り切りましょう!

話しは戻って

その好きなキャラの制作期間は必ず

『2ヶ月』

に区切りましょう。

2ヶ月経ったら今度は別のキャラクターを作成します。

一体目が男性であれば2体目は女性がいいですね。

ホントにナルトを作成したのであればヒナタがいいかもしれません。

サクラでもいいですが。

もしくはサスケでもカカシ先生でもいいです。

とにかく2体目をまた必ず2ヶ月で区切って作成しましょう。

これを繰り返し最低でも

『5体』作りましょう。

なかなかハードです。でもゴールは明確です。

期間は10ヶ月間です。

専門学生であればだいたい7月くらいから
企業に向けて作品展示会などを行うと思います。

その作品展示会までに

必ず3体は作成しましょう。

既存のキャラクターや人物であれば
企業の人の見る目がぐわっと変わるはずです。
食いつき方がオリジナルに比べ断然いいです。

理由は比較対象が明確だからです。

さあ、やる事は決まりました。

まずは【版権物】で「何を作るか」を
決めましょう。

今回はここまで!

まだまだ書き切れていないところもあるので
次回もモデリング編②
について書いていきます。

ちょっとずれますが
最後にこれだけ言わせて下さい。

専門学校の教師や講師の皆様

版権物が学校の実績として使えない事は
充分承知しています。
ですが、学生は学校の為に作品を作っている
わけではありません。

プロとして就職するためです。

どうかその辺りを勘違いしないで頂きたい。

プロになる為のカリキュラムで無ければ

もはや学校の存在意義がありません。

学費も2年で200万〜300万を払います。

これは決して学校を維持させる為に払っているお金ではありません。

プロになる為の投資です。

お金を取るからには学生が本気でプロを目指せるように

教師や講師の方も

本気でプロにさせる努力をして下さい。

「プロになるにはやっぱり自分で努力するしかないからね〜」

等と甘ったれた事を言わないで下さい。

あなたも努力するんです。

以上!!!

興味が湧いた方はフォローよろしくお願いします!

次回もお楽しみに!

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