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タイプ。



日ごろピアノのレッスンをさせていただきながら、
生徒さんが、大まかにあるパターンに分けれられる気がするのですが、その名も

コツコツさん



感覚さん

じっくりさん



博士ちゃん



コツコツさんはその名の通り、言われた宿題などをコツコツとこなすタイプで割と、こちらの話を素直に(と思っていたらいけないのですが)聞き入れてくれて、練習などもコツコツとしてきます。

多分、学校での宿題もコツコツとこなす真面目なタイプなんだと思います。
やがては徹底的に計画を立ててねり倒していくカンジでしょうか?

無事、大学入試もクリアし(あれ、ピアノはいつ辞めたの?)順調に進んでいくお子さん。


一方、


感覚さんは、判断基準のようなものを感覚で持っていて(本人は無自覚なことが多い)両手で練習してきましょうね。って楽譜に書いてあっても右手しか練習してこないことが一か月続く。。

とか

別なかたはテキストの練習をしてくる際、今の課題は目もくれず花丸をもらった曲を自信たっぷりに何度も練習してきてくれる。(いいんですよ。それでも。一応はしっかり褒めます。)

多分、学校の宿題もするまでに時間がかかってしまったりするかな?
自分の感覚が少し優勢だから、もしかしたらおうちでお母さんに怒られることも多いかもしれません。


じっくりさんも感覚さんと少し似ているのだけれど、物事をいろいろ自分の判断でじっくりと考えて納得してから行動に移れたり、動き出すまでに少し、勇気やエネルギーがいるタイプ。アドバイスもなかなか受け入れてもらえないという面もあります。


最後の博士ちゃんは、こちらが1つ言ったら5も10も頭の中に言葉がかけめぐって、どんどん、記憶していくタイプ。とにかくなんでも興味が凄いです。うまくピアノと興味がハマったらぐんぐん伸びそうです。


博士ちゃんはちょっとおいておいて、子どものうちはコツコツさんが1番成功しているように思えるけれど、実は大人になって社会に出てからコツコツさんは意外と躓いてしまうことが多いかも知れないです。


判断基準が自分の中にないので、
戸惑ってしまうことが多いのではないでしょうか?


その反面、子どものうちは怒られることも多くて苦労していそうだった感覚さんは自分の中にすでに判断基準が出来上がっているので、社会に出たときに意外と活きいきとしだす気がします。じっくりさんは背中をうまく押してあげられてそれが自信に繋がった時、輝き出す気がしています。


博士ちゃんタイプは、我が道をいく状態ですので興味のあることをどんどん吸収していきますが、専門を極めたようなお仕事に向いている。。と思います。


いづれのパターンの子も
自分で興味を持ち、考え、行動できるような感覚をつけてあげるのが大切かと思います。



決してこのパターンだけでもないでしょうし、
それぞれ持ち合わせた複合型の人もいるかも知れないです。
また、このパターンに当てはめすぎても良くないでしょうし。



そんなことをなんとなく基準にしながら、
そのお子さんに合った言葉がけや、
宿題の提示方法など気を付けるようになりました。


そしてそれはそれでいいんですけど、
大人になってからの出口ってみんな一緒じゃないですか?


社会人になるっていうところが。


子どもの個性って本当にバラバラなんですけど。。


だから、そこだけに目を向けるっていうのもまた少し違うのかな?と最近では思います。


今から20年後はまた違った社会になっている可能性もありますね。


一つだけ言えるのは、
学んでいるのはわたし(講師・親)ではないというところ。
先の未来もどんな世の中になってるか分からないからこそ、感じる力、決断する力、生きるたくましさみたいなものを大切にしていきたいな。。と活きいきとやってくる小さなお子さんたちをそばで見つめながら思わされます。

あなたの大切にしているものはどんなことですか?


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