Amazonプライムビデオお薦め 34 『トロールズ　ミュージック★パワー』

本日お薦めする映画はこちらハズレなしのDreamWorksの作品『トロールズ　ミュージック★パワー』です。

トロールズ　ミュージック★パワー (字幕版)

まあ、子供向けの作品ですが、子供向けだからこそ手を抜かない、子供向けだからこそ大人が本気で作り上げる、というNHK Eテレ的な精神がビシバシ伝わります。

音楽がテーマになっている映画ですが、音楽を通して「違うこと」と「同じこと」その中でいかに生きるか、という永遠の、且つ現代特有のテーマを見事に扱っています。そしてそれが真面目な顔をせず、徹底したエンターテイメントとして扱われていることがまたスゴイです。

「ミュージック★パワー」というタイトル通り、音楽がこの映画のテーマであり主役です。そしてその音楽は決して子供向けにアレンジされたものではなく、全てが本格的なものです。もちろんどのジャンルがが好き、どのジャンルがあまり合わない、というのは皆さんあるでしょう。個人的にはこの映画ではPopという概念で、音楽をくくっているように感じました。ずっとなぜマイケルジャクソンが「King of funk」や「King of rock」や「King of dance music」や「King of soul」などを名乗らず、「King of pop」を名乗ったのか、それは帰って自分自身の価値を下げるもの、軽くするものではないのか、と思っていたのですが、この映画を見て、その意味がわかったような気がしました。Popは全ての音楽の最大公約数であり、最小公倍数なのだ、ということです。そして子供が愛するもの、即ち理屈ではなく体で愛するものこそがそのpopなのです。

普段、この手の映画（子供向け映画は）あまり、、、。と思っている大人にこそお薦めです。是非見てみてください。