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ナナマルサンバツ(2021/07/18の日記)

 杉基イクラさんの漫画の『ナナマルサンバツ』を最近読み返しています。

 『青のオーケストラ』を読んだ時も同じことを感じたのですが、1つのものに情熱を注ぐ人たちの話は熱くなりますね。赤河田のチーム結成の話とか、全国大会の女部長対決とか、ボーッと読んでいても涙が流れそうになります。僕はクイズが好きだから話に入り込みやすいのもあるとは思いますが、クイズに関心がなくてもクイズを好きになれるような、そんな素晴らしい漫画であります。

 1番のお気に入りのシーンは、関東大会の全国出場決定戦での「誠司、ここで勝負だ」のシーンです。あれは漫画ながらシビれたなぁ。かっこいいぜ、部長。「俺はこの中の誰よりも強いぞ」って、そんなのずるいわ。あそこで答えた「ヴァルミーの戦い」が後になって生きてくるのもすごい演出だったなぁ。


 この漫画の最後には、作中に登場したクイズを広げたもの、話の内容に関連したクイズが、それぞれ50問ずつくらいついていて、作中のキャラクターたちとともに成長できる仕組みになっています。まぁ圧倒的に主人公たちの成長速度の方が早いんだけど笑。そしてそのクイズがまぁ面白い。つい人に出したくなるような問題ばかりで、クイズ作家の人の凄さを感じるばかりであります。

 このクイズのおかげか、1度目を読んだ時よりも今回の方が作中のクイズにも対応できるようになっている気がします。つまり楽しめてクイズ力がアップする素晴らしい漫画というわけなのです。

 「クイズで強くなるため」にこの本を読むと、まぁ勉強目的になって辛い感じがしてしまうので、あくまでもクイズはおまけでね。大体「勉強のため」って思うと続かないことが多い気がします。勉強って辛いですからね。仕事の関係上、みんながどの教科も楽しく勉強できたらいいのに…って思うけど、なかなかそれはね。楽しけりゃいいってわけじゃないし、というのはまた別の話で。


 勉強せんとなぁ。

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