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【インタビュー】 一部上場企業役員 → 中堅セキュリティ機器メーカー(未上場)に転職されたBさん

僕は、スカウト・ヘッドハンティングの仕事をしています。

今日は、東証一部上場メーカーの役員から、中堅セキュリティ機器メーカーに転職された方のインタビュー記事を書きたいと思います。

■ヘッドハンティングご依頼の背景

クライアントの中堅セキュリティ機器メーカー(防犯カメラなど)は、
ここ数年のセキュリティ意識の高まり、中国メーカーとの取引停止(米中問題絡み)などの追い風を受けて、順調に業績を伸ばしていました。
上場を見据え、役員の一角として、会社をドライブしていただける方を求めてのご依頼でした。

■Bさんへのインタビュー

①一部上場企業の役員のお立場を捨ててのご転職だったわけですが、どのようなことを考えてのご決断でしたか?

└40代で役員となり、上場企業の役員を約10年務めたが、まだ自分は50代半ば。上場企業の役員10年と言うと、たいていの人が60代半ばくらいだと思う。まだ50代半ばなので、もう一勝負やってみたいと思った。
お金ではなく、手触りの仕事をしたいと。

②実際に入ってみて、やりがいはどうですか?

└久しぶりに、営業活動をしたり、手触り感はすごくありますね。むしろ、手触りしかないです。前職では、実務というより承認業務や、お付き合いの占める割合が高かったので。
現在は、日々、役員・中間管理職の方々と議論を交わしながらどんどん新しい施策を打っています。

③一部上場企業の役員だったとは言え、現社では異例となる役員待遇でのご入社で、周囲との軋轢はありませんでしたか?

└ある程度、覚悟して入りましたが、実際はそのようなことはなかったですね。
現社で、なんとかお付き合いしたいが、なかなかご提案まで至っていなかった数社のトップと、個人的に知り合いだったので、上手く話をつなげることができました。入社後すぐに、ある程度のバリューを出せたことも、良かったのかもしれません。

④ご入社されてから、一番苦労されている事は何ですか?

└前職では指示だけしておけば、数日後にはそれが出来上がっているのが普通でした。
当たり前といえば当たり前ですが、現社のようなベンチャーでは、なかなかそうもいきません。
自分でかなり具体的なところまで入り込んで、メンバーを教育しながら仕事を進めている感じです。
大変といえば、大変ですが、熱心な若者が多く、すごくやりがいがあります。『こいつは伸びそうだな』という社員も何人かいますし、面白いですね。

⑤漠然とした質問で恐縮ですが、当社(僕)とのやりとりについて、どのような印象でしたか?

└印象に残っているのは、「このオファーを断ったら、絶対後悔しますよ。これは断れないオファーです。」とズバット言い切ってきたことです。
正直、年収だけでいったらかなり、他にお声がけをもらっていた会社数社と比べて、かなり低かったです。
ただ、初めて金次さんに会った時に「お金よりも、手触りのある仕事をしたい」と、お伝えしたニーズに対し、「この会社しか無い」と言い切ってもらったことは、決断する上で後押しになりました。その点が良かったと思います。

今回ご紹介したB様は、ご転職後すぐに素晴らしい結果を残され、現在は役員として活躍されています。

今回のような役員ポジションの案件は、割合で言うと多くはなく、
プレイングマネージャーポジションの案件が多いのですが、
今後もこのようなインパクトのある転職のご支援をしていきたいと思います。

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