タイトル2

会社売却して"幸せな生活"をやってみたけどすぐ飽きたので文化祭のように働く"ブラック企業"を作ってみた話。

はじめまして、総合エンターテック playground の代表の伊藤圭史と申します。playgroundの、私の想いを2回に分けて書かせていただきます。

今回はこのチームの価値観にも直結する、私の人生観・仕事観を書かせてください。

「30歳で死のう」

私は playgroundを創業する前に、会社の立ち上げと売却を経験しています。当時の原動力は全然前向きなものじゃなく、実は「死にたくない」という"悲愴感"でした。

高校を卒業した頃の自分は何をやっても全くの中途半端な結果しか残せず、大学時代には近しい友人に「30歳で死のうと思っている」と話していました。割と本気でした。何者でもない自分として生きながらえるくらいなら死んだ方がまし、と思っていたんです。

だから最初の起業のときは「なんでもいいから会社を成長させる」という方向に向かって文字通り昼夜を問わず体力の続く限り働いていました。その結果、紆余曲折ありましたが素晴らしいお客様やチームに恵まれ、創業から2.5年で、買っていただけるだけの会社に成長してくれました。当時28歳10ヶ月。押印された契約書を受け取ったとき、これでようやく30歳以降を恥じずに生きていくための「ちゃんとしたキャリア」を得た気がしました。

そこからは「充実した生活」を目指して昔好きだった釣りや料理に没頭しました。それなりにいいキャリアの中で週5日働き、土日はしっかり趣味に没頭するという、いわゆる一般にいうところのとても恵まれた幸せな日々。社会人になってから友人関係すら絶っていた自分にとってそれはそれで新鮮でとても楽しい日々でしたが、1年くらい経ったあたりから「あれ、この人生を歩んでいたら死ぬときに後悔するぞ」という焦りが募り始めました。

「文化祭のときのように働きたい」

遊びと仕事って本質的にはとても似ていると思うんです。2つの違いはお金をもらってるかどうかに過ぎなくて、手元でやっている作業自体はゲームも仕事もとてもよく似ている。

そういえば学生時代に没頭した文化祭って、実際の作業内容だけを見るとお金をもらってしかるべきものですよね。夜中まで企画して設営して接客して…。でも、賃金はゼロ。いつネットで叩かれてもおかしくない、立派なブラック企業です。でもみんなとても楽しく力を合わせて真剣に取り組み、大人になっても青春の1ページとして一生思い出に残っているんです。

前の会社の売却後、遊び倒してある種の虚無感に浸っていた私がたどり着いたのは「結局、一番楽しいのは自分が夢中になれる仕事をしているときなんだ」という気付きと、「残りの人生、文化祭のときのように夢中な日々を過ごしたい」という願望でした。

playground は、どんな素晴らしいゲームやインスタ映えする遊びよりも夢中になれる仕事ができる場所を作ろう、と思って立ち上げた会社です。

 名前の由来は「校庭」。文化祭を開催していた場所です。

「子どもに憧れられる仕事を」

子どものころ、私はスポーツやエンターテインメントに夢中でした。毎日テレビの前で大声で笑ったり怒ったり喜んだりしていました。球場に野球観戦に行ける日は、楽しみすぎて、前日からリュックに持ちうる限りの応援グッズを詰めこんで寝て、吉本新喜劇が東京に来ると聞いたら母親にお願いして一緒にサイン会に並んでいました。彼らの頑張る姿を見て、自分もああいう憧れられるかっこいい大人になるんだ、と日々のモチベーションにしていました。
スポーツ・エンターテインメントが持つ、人々に夢や希望を与える力はほんとうに素晴らしいものだと思うのです。

playgroundはいま「リアルイベントにデジタル革命を」をVisionに、スポーツ・エンターテインメントを運営する方々のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。デジタル技術を用いてスポーツ・エンターテインメントが持つ夢や希望を与える力を拡張させていくお仕事です。
(※弊社の事業内容は次回書こうと思います。)

私の人生の指針は「子どもに憧れられる自分になれているか」です。理由はあまりないですが、とても大事にしています。
playgroundのメンバーはいま、きっとそれができていると感じています。子どものころ、たくさんの力をくれたスポーツ・エンターテインメントに恩返しをするとともに、その力をより多くの人に届けるための仕事を、素晴らしいチームメイトと取り組んでいる今のplaygroundのメンバーはきっと、子どものころの自分に憧れの目で見てもらえる大人になれていると思います。

「チームメイトになっていただけませんか」

いま、playground はスポーツ・エンターテインメントで世界に夢と希望を届けるべく、価値観を共有できる新しいチームメイトを探しています。 

創業から2年、チーム全員が必死に戦ってきた結果、多くの素晴らしい方々に応援いただけるような会社になり事業は大きく成長しつつあります。この成長曲線を更に上げていくために優秀なチームメイトがもっと必要です。我々が価値観を共有した強いチームが構築できたときスポーツ・エンターテインメントのデジタル化は一気に加速し、より多くの人が夢と希望を持てる社会が生み出せるはずです。 

価値観に共有いただけた方はぜひ一度ご連絡いただけると幸いです。 文化祭のときのように、ひたむきに打ち込める場所をご用意してお待ちしています。