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「絶対やる!」より「好きなルール」を作ろう

昨日、目標達成のためには環境を作るのが大事という記事を紹介しました。今日は、その続きで例えば「寝る直前までだらだら携帯をするのをやめたい」と思っている人にぴったりな内容です。

なぜ、このことを書こうと思ったかというと、ある本を読んでいたら行動を変えるために「潜在意識を変えよう」と書いてあったので、もっと簡単な方法があるよ、と思ったからです。

簡単な方法、それは「自分の好きなルール」を作ることなんです。このことは前に紹介したNY大学のゴルヴィッツサー教授だけでなく、同僚のアダム・オルター(Adam Alter)教授ら数多くの心理学者が述べていることです。

無敵の戦士も誘惑に勝てない

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https://gods-and-demons.fandom.com/wiki/Odysseus(↑めっちゃ強そう)

その昔、トロイアに帰ろうとしていたオデュッセウスは、美しい歌声で船乗りをおびき寄せ難破させてしまうという恐ろしい人魚の形をした怪物、セイレーンのそばを通り過ぎなければなりませんでした。百戦錬磨の強者であるオデュッセウスでしたら、まるで松岡修造選手のような気合いで

ぜったいに誘惑に負けない

と南極の氷山が解けてしまいそうな気合いでこの修羅場を乗り切ろうとすると想像してますよね。

しかし、彼は立ち向かうどころかその反対。秒で「意志では勝てない」と判断したのです。彼がしたのは、船乗り達には蝋で耳栓をし、事前に仲間達にマントにロープでグルグル巻きにして動けなくするように命じ、セイレーンのいる場所を通過したのでした。つまり、この物語から学べることは「鉄の意志」よりも事前のちょっとした「ルール」が大事と言うことです。

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https://www.greeka.com/ionian/ithaca/myths/odysseus/

行動に移すルールをつくってしまう

夜寝るまでだらだら携帯をいじくってしまう癖を直したい、ということであれば寝室に携帯を持ち込まないというルールを作ってしまえばいいのです。

日記を書き続けたいというのであれば、自分の好きなノートや手帳を用意して、よる寝る前に好きな手帳を眺め、文章を書くというルールを決めればいいのです。

つまり、「やろうやろう」と強く念じたり思うよりも、「これしたら〜しよう」というルールを作ることが大切なんです。

ゴルヴィッツサー教授の同僚、オルター教授によると、

良い習慣を身につける秘訣は、「良い選択」をすることではなく「選択肢が限られた環境」を作る

と述べています。ですから、行動に移すための環境作りのルールを考える問のです。

目標を達成するための計画にはルールがいいみたい

それでもルールを作って実行に移すのはやっぱ難しいと感じてしまう方もいますよね。最後の一押しは、感情です、はい。人がやるかやらないかは、好き嫌いに大きく左右されます。ですから、自分が作るルールは「自分にとって好ましいもの」でなければならないのです。先ほどの例だと、寝る場所は携帯がなくても好きになれるような場所にすればいいのです。アロマを焚いたり、好きな照明にしたり。手帳の例だと、好きな手帳の他、お気に入りのペンなど。

目標達成のためには「行動に移すための好きなルール」を作ることが大切なんです。

それではよい1日を!

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