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いざ行ってみたら結構面白かったメキシコ

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

2019年12月に、キューバとメキシコに旅行してきたのですが、どちらかというと、キューバの方に趣きを置いていて、メキシコはトランジットで立ち寄るので(航空会社がアエロメヒコ)、ついでに行ってみようか…という感じでした。

※ちなみに、キューバ滞在については、以下の記事をご参照ください。

キューバに約一週間滞在したのち、メキシコにも同じく約一週間滞在したのですが、ご存じの通り、メキシコは結構国土が広いので、さてどこに行こうか…と迷った末、首都のメキシコシティから、まず南東の街オアハカに移動し、次にメキシコシティを経由して北西に向かってグアナファトという街を訪れ、最後に首都メキシコシティに滞在する、という予定を立てました。

メキシコシティの空港では、いきなり税関で、キューバで購入したはちみつを没収されるという憂き目に会いましたが(ラム酒はOK)、無事メキシコに入国し、そのままバスターミナルに移動して、メキシコ初タコスを堪能した後、豪華夜行バスに乗ってオアハカに移動しました。

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早朝オアハカに到着して、ホテルにチェックインしたのち、オアハカの街をぶらぶら歩きました。オアハカ周辺はメキシコでも特に先住民族の多く住む地域で、伝統的な手工芸品に興味があったのも、オアハカ訪問を選んだ理由です。

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オアハカでは、現地の日帰りツアーを使って、近郊の街や観光スポットを周ったりもしました。

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早速、オアハカで現地の布探しを始めましたが、生地屋さんは見かけるものの、今一つ意思疎通がままならず、メキシコ製の生地があるかどうか判断がつかない中、何とか市場近くにあったお店で、地元で作られたという生地を見つけました。いかにもメキシコらしい華やかな柄だったのですが、少し柄が大きめで豆本の表紙には使いづらそうだったので、他に布が手に入らなかったための保険の意味で購入しました。

それでは、土産物店で探してみるか…といくつかお店をまわってみると、ショールに加工された織物が置いてあることがわかり、サイズは小さくなってしまいますが、値段も比較的手ごろな、豆本の表紙に使えそうな柄のショールを何点か購入しました。

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また、オアハカにはテキスタイル博物館があって、そこに併設されているショップには、近郊の街で作られた手織りの生地が置いてありました。柄は無地というものの、さすがに手織りだけあって、風合いも良く高品質でした。ただ、価格もぐんと跳ね上がり、果たしてどうしたものか…と思いましたが、せっかくオアハカに来たので、ここでケチってはいけないと、奮発して織りの生地を購入しました。

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「旅から生まれた豆本」オアハカ編では、このテキスタイル博物館のショップで購入した手織りの生地を表紙に使用しています。

オアハカから、また夜行バスに乗ってメキシコシティに戻り、そのままバスを乗り継いで向かったのがグアナファトです。

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銀の採掘で繁栄したというグアナファトは、ユネスコの世界遺産に登録されているフォトジェニックな街でした。見どころの歴史地区はコンパクトにまとまっていて、街歩きを楽しむ観光客も多く、とても賑わっていました。

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グアナファトをぶらぶら歩いていたら、路上で無料のワークショップをやっていたので、飛び入り参加してみました。本来地元の人向けでしょうが、結構こういうのに参加するのが好きだったりします。

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グアナファトでも、日帰りツアーに参加して、周辺の街を周ってきました。

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グアナファトでも布探し、と思い、歴史地区を歩いて生地屋さんを探してみましたが、見つけることが出来ず、日帰りツアーで立ち寄った街サン・ミゲル・デ・アジェンデで、たまたま入ってみた場所に編み物が並んでいたので(私は趣味で編み物をやります)、いろいろ地元の人と身振り手振りで話しているうちに、ふと気づいて教えてもらった生地屋さんで、メキシコ製の布地を購入することができました。

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若い店員さんで英語が出来たので、スムーズに意思疎通ができて助かったのですが、私がいつも持ち歩いている、名刺代わりの東京豆本(説明文は英語)をお見せしたところ、とても興味を持ってくださり、これを売ってくれないか、と言われました。

※この店員さんとは、後にSNSで繋がったのですが、地元の美術学校を出られていました。もともとこういうものに関心の深い方のようです。

今までの海外旅行で、何十冊とこの東京豆本を手渡ししてきましたが、お金を出すから売ってくれ、と言われたのは、これが初めてでした。もちろんお売りすることはせず、これはプレゼント用だから、とそのまま手渡ししたところ、購入した生地の代金をまけてあげる、と言われました。この豆本はプレゼントでただですから、と端数分の数ペソだけ引いてもらいましたが、この豆本を、お金を払って手に入れる価値があるものだと評価してくださったことが、私にはとても嬉しかったです。

「旅から生まれた豆本」グアナファト編は、このサン・ミゲル・デ・アジェンデの生地屋さんで購入した、メキシコらしい幾何学的な柄の生地を表紙に使用しています。

グアナファトから、バスでメキシコシティに戻って、最後はメキシコシティの街を歩きました。さすがにメキシコの首都だけあって、市街地も広く、公共交通機関も整備されているので、ある程度行動範囲も広がったのですが、日程の都合で、定番の観光スポットでも訪問できなかったところがあるので、再度メキシコに訪れる機会があれば、メキシコシティもじっくり街歩きしてみたいものです。

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メキシコシティ滞在で、どうしても外せなかったのが、近郊にあるテオティワカン遺跡でした。ここは思いのほか広かったので、結局一日使って周ることになりました。

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メキシコシティの街歩きでも、生地屋さんに立ち寄ってみようと、スマホのアプリ「MAPS.ME」で検索して探した生地屋さんに入ってみました。さすが首都、メキシコ旅行中、一番品揃えが豊富で、ありがたいことに、生地ごとに生産地も記されていたので、メキシコ製の生地をピックアップして購入するのは簡単でした。

「旅から生まれた豆本」メキシコシティ編は、メキシコシティの生地屋さんで購入した、象形文字らしき模様をプリントした生地を使用しています。いろいろ調べてみたのですが、この模様が古代メキシコ文明で使われていた文字なのかどうかははっきりしませんでした…

早足でメキシコの街を周ってきましたが、人々がとても陽気でフレンドリー、観光地としても見どころが多いし、食事も美味しく口に合うので、メキシコにハマる日本人が多いのも納得できました。次の機会があれば、周辺国も周りつつ、メキシコの他の街も訪ねてみたいです。





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