アーモンドアイ、あるいは京都競馬場の思ひで



〝都構想〝否決と天皇賞から、一夜明けました。

今朝はコンビニで神戸新聞と日刊スポーツを買い、熟読。神戸新聞って割とマトモな印象あったが、大阪市廃止投票には未練たらたら。「自民や共産は反対に躍起だった」とか。

躍起って(笑)

関西メディアは概ね維新のケツを舐める。橋下に恫喝されて以降。
それはあたかもスポーツ紙が(我が)タイガースのケツを舐めるが如くである。一部を除き、決して批判しない。
※この点、昨夜のMBSのライブ配信には「まだマトモなメディアがいるのだな」と。
※いっぽう神戸新聞、さすがはカルトデイリースポーツを発行しているだけのことはある。

今朝の日刊スポーツを読んでいたら、ルメール騎手の勝利インタビューが載っていた。レースそのものというより、

「ラブストーリーは、もうすぐ終わります。僕はアーモンドアイを愛しています」

なんかね、泣けちゃってね。
馬主シルクグループの規程では、牝馬は6歳3月までで引退。アーモンドアイはいま5歳だから、おそらくあと1戦。
まさかフェブラリーSには出さないだろうから、今年で終わりでしょう。昨日の、いっぱい頑張った走りなら、最後はジャパンカップじゃなくて有馬記念か香港。

俺は決して彼女のファンじゃないけれど、ルメールのコメント読んで・・・もうね・・・

◆ラブストーリーは突然に
https://youtu.be/ZBc3lWeVSSk

今日は雨。柴門ふみの原作漫画をぜひ読んでください。刺さりますよ。

野球もそうだが競馬には、決して罪がない。その周辺にはあっても、それ自体には。
ここが政治と違うところ。本当は政治にも、罪があってはならないのだが。
分野は違えど同じプロ。プロスポーツのようであれかし。

京都競馬場が改築される。どこをやるかといえばパドックや地下馬道? アクセスよくするとか。それで2年何ヶ月も休演。
JRAってしょっちゅう改築するよね。お金が余っているのかしら。だったらテラ銭25%から、少しくらい値引けばいいのにね。
ここが民間と全く違うところだが、もし京都をやるのなら竹中工務店や清水建設、あるいは鹿島といった全国的な大手じゃなく地元の業者を使いたまい。幹事会社は大手のJV=ジョイント・ベンチャーにせよ、極力地元にお金が落ちるように。
こと国営は、そんな社会的意義を考えなきゃならん。
※競馬場の改修じゃないけど、東北の震災復興にせよ、地元をまず。

だって今や世界的に、プロスポーツは地元密着型だぜ?

てなわけで、京都競馬場の思ひで。
兎にも角にも、これでしょう。
◆第115回天皇賞、三強の死闘
https://youtu.be/rfrhDSwiCTs

もちろん現場にいました。陽光きらめく春の淀、ぼくはオチッコ漏らしました。
現在は、例えばアイちゃんあるいはコントレイル君、個々のストーリーはあるけれど、当時はライバルとのそれがあった。経済的の問題あれど、当時はだからこそ世界一の観客動員数を誇ったものだろう。
関東の、現役最強馬サクラローレル(横山典)。のぼり馬マーベラスサンデー(武豊師匠)、そして神戸のマヤノトップガン(天才田原成貴)。
それぞれが栄光の軌跡を辿り、G1のみならずファンはレースレースに「点じゃなく線で」思いを込めた。その大団円が、この天皇賞。

一般にトップガンは例の阪神大賞典、ブライアンとの年度代表馬対決をアレされる
◆その前年の、阪神大賞典
https://youtu.be/CDM5pJrijsY

が、実は白眉は上記天皇賞でありまして。
そもそもこれは仁川だし。でもね、こういうのはもはや馬券なんか関係ねえんだよ。

対決モノなら、少し前のファンにはこれが刺さるのではないか。
◆東京だが、あの毎日王冠。
https://youtu.be/t9KFsGX2KKU

京都なら、あるいはこれか。
◆93年の天皇賞(春)、関東の鹿
https://youtu.be/kdz_VbqsqsI

京都競馬場の1レースに間に合うためには、JR芦屋発7時40分の快速がバッチぐー。
山崎で降り、バスで10数分。桂川を渡って淀に至る。ちょうど片岡前バッティングコーチの実家近くですね。
檜風呂があるという。

G1だろうが何だろうが、その頃に着けばゆっくり入れる。檜風呂じゃなくて場内に。
もちろん指定席もゆっくり購入可能。

だった。

俺と後輩サカイは、土日ともに〝定時出勤〝。金があれば指定席に、なければゴール前に陣取る。時々上司@大津の人から、

「今どこですかー」
「ゴール前にいますー」
「じゃ、行きますー」

なんて携帯にかかってきたことも再三。

接待競馬で某クラボーのお客様とご一緒したこともあったな。ドバイの刺客・シングスピールのジャパンカップの日。俺とサカイはカシオペアS、それぞれ単勝と馬連一点買いでゲット。
しかしデットーリって凄かったんだよ。

ダンスインザダークの菊花賞、「そしたら次はダンス・ダンス・ダンス(C)村上春樹でしょう」のエリザベス女王杯。姉ちゃんダンスパートナーとフェアダンスで決まりました。
世界最強牝馬ヒシアマゾンは降着しちゃったわけだが。

「ブゼンキャンドルすか!」

 や、

「ティコティコタック、しかも2着がクロックワークすか!」

なんて暗黒馬券の秋華賞も、むろん現場で。

仁川ともどもデートにもよく使いましたね。意中の人があれば、まず競馬場に連れて行きその反応を見るという。つまり、こういうテイストが分かるか、そうでないか。

俺はいち競馬好きだが、ルメールよろしく寂しいなあ。
こんな雨の日に。

◆イルカ ー いつか冷たい風が
https://youtu.be/exuJbAEqmaE


・・・どーぶつは大切にいたしましょう。


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