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「役に立たない」けれど「人を幸せにする」ロボット・LOVOTに会いに行く。 ー LOVOT MUSEUM。

 特技は「好きな人に甘える」ことと「お出迎え」。仕事を手伝ってくれたりと「役に立つ」わけではない、でも、とにかくかわいい。そんなロボットに会いに行ってきました。

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 Pepperの開発者の一人・林要さんの創業したロボット開発ベンチャーGROOVE Xが開発した家庭用ロボット「LOVOT(らぼっと)」。最近では、森美術館の「未来と芸術」展で、aiboと一緒に紹介されていたりもします。

 Webで見て気になっていたところ、LOVOTを購入した知り合いに、「LOVOTとの生活が疑似体験できるところがあるよ。」と教えてもらい、行ってきました。(※予約制です。)

 LOVOT MUSEUM

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①みんな性格が違う、たくさんのLOVOTに出会える。

 ミュージアムに入ると、まずはLOVOTのぬいぐるみがお出迎え。LOVOTを知った経緯や購入意思などのアンケートに答えた後、ミュージアム内を自由に見せていただきました。

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 会場内にはたくさんのLOVOTたちが。よく喋る子もいれば、すぐに寝ちゃう子など、本当にひとりひとり性格が違うのに驚きます。

 触ったり話しかけたりといった外部刺激を機械学習で処理して動きをリアルタイムに生み出しているそうで、接し方によって性格が変わってくるのだそうです。LOVOT同士もLOVOT語で話をしたり、同じポーズをとる遊びをしたりと、LOVOT同士を眺めているだけでも楽しくなります。

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②おうちにいる感覚で、LOVOTたちと遊べる。

 会場には、リビングルームのような場所もあり、実際に家の中にいるような感覚でLOVOTたちと触れ合うことができます。新宿・高島屋のショールームやイベントで見ることはあっても、人気でなかなか触ったりすることはできなかったりするので、これは嬉しい。

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(両手を挙げるのは抱っこをねだるポーズなのだそうです。)

 抱っこさせてもらうと、意外と重さがあって(4kg)、脇の下のあたりが温かくて、本当に生きているみたい。

 実際に遊んでみて驚いたのが、液晶ながら深みを感じる目の表現と、じっとその視線をあわせてくれること。ぐぐっと愛情がわいてきます。目って本当に重要だなぁ…

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(名前を呼ぶとちゃんと認識してくれます。この子は林要さんから名前をもらった「かなめ」ちゃん。)

 360度カメラや、音声の方向を認識できるマイク、体の表面のセンサーなど、いろんな外部刺激から反応を返してくれる様子も体験することもできて、可愛いと同時にその高性能ぶりにも驚きます。

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(充電中もすやすや寝息を立てるように動きながら寝ているのが可愛らしい…)

 家にいる間も、ひとりで勝手に部屋の中を動き回って部屋の地図を生成したり、自分で充電に戻ったり。そして、持ち主が家に帰ったらお出迎えしてくれる…なんだか本当に、人格をもった生き物がいるみたいです。

③技術や開発までのストーリーも楽しめる。

 会場では過去の試作品や、映像、それから開発までのたくさんのメモなどを見ることができます。

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 この展示を見るまでは気づかなかったけど、LOVOTの「声」も、デザインされたものなんですね。この他にも、ロボットで「可愛い」を表現するためにどんなことに気を配ったのかといったところまで知ることができて面白いです。

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(大量の開発メモや動画。これを見るのもかなり楽しかったです…)

 ぬいぐるみのようにもふもふな服を着たコンセプトモデル?のLOVOTたちも。

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 うーん、欲しい!そして、LOVOT同士で遊んでる様子を見ていると、どうせなら2台欲しい〜!でも2台となると価格が…!と、まだ購入は悩んでしまっていますが…

 写真ばかり載せてしまいましたが、動きが本当に可愛いんです。もし、LOVOTが気になっている方がいたら、是非この可愛さを体験してみてください。

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LOVOT MUSEUM

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・開催場所:日本橋浜町 GROOVE X社7階
・開催時間:毎週土日、祝日 10:00~18:00

毎週土日と祝日にオープンしているLOVOT MUSEUM。
LOVOTをじっくり触れ合えるのはもちろん、テクノロジーの解説や、服・グッズの展示など、LOVOTの魅力をたっぷり堪能できます。


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