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PLASESS LABの想い

初回の投稿で行き場のないプラスチックについて話させて頂きましたが世の中に行き場のないプラスチックが行き場を待っています・・・

でも本当に行き場がないのです!

結局、海外に輸出するか、産業廃棄物として埋め立てられるか、熱エネルギー利用で燃やされるのです。

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私はこれが悔しくてプラセスラボを2019年7月に発足しました。まだまだ使える綺麗なプラスチックがリサイクルだけでは使い切れない。

家庭からでるプラスチックごみも皆さんが一生懸命分別しているけど結局使い切れず燃やされている。

熱エネルギー利用で燃やされると何が悪いの?


燃やした熱エネルギーで発電したり栽培したり温水プールに使われたり生活に役立っている事は事実です。

でも要は天然ガスで発電するよりもプラスチックを燃やして発電する方が約2倍二酸化炭素を排出するのです。

1メガワット時の電力を火力発電するために必要な燃料は、
天然ガス132kgに対してプラスチックを345kg。
この場合の二酸化炭素の発生量は、天然ガスによる燃焼時が360kgに対して
プラスチックの燃焼時が880kgとする試算があります。
(ウィキペディア 引用)

例えばレジ袋1枚あたりから発生する二酸化炭素は61グラムなので日本で300億枚が年間で消費されているとしますと、すべて燃やしますと183トンもの二酸化炭素が大気中に排出される事になります。

183トンの二酸化炭素って?量が良くわからないので、1Lのペットボトルで換算しますと1gあたりの「気体」のドライアイスは0.509Lですので
約9,314臆Lの二酸化炭素となります。
1Lのペットボトル9,314臆本分ですので驚きの量です!
これが地球への環境汚染につながりますので、地球の事を考えるとあまり燃やしたくないですよね。

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じゃーどうすればよいか?


プラスチックごみの問題を解決するために必要なこととして一般的には3R活動と言われております。

リデュース(Reduce)=出すごみの総量を減らすこと
リユース(Reuse)=再利用すること
リサイクル(Recycle)=再生産に回すこと

もちろん初回でお話しした梱包や容器などの使い捨てプラスチックを減らす事はとても重要ですが、でもこれだけではプラスチックごみ問題は解決できないのです。

どうして解決できないのか!

それはプラスチックは熱をかけ溶かせば溶かすほど物性が劣化する事が原因です。ペットボトルでも私たちが製造している自動車部品でも、粉砕して溶かして再生利用しますが・・・

アクリル粉砕

「安全安心」なモノを造るために再生利用できる比率が決まっているのです。この再生利用比率はおよそ10~30%で、それ以上再生利用すると
製品の機能を満たすことが出来ないからです。だから使いたくても使えないのです。リサイクルで使える量に限度があるのです。

だからリサイクルだけでなくプラスチックの行き場を造ってあげないと解決しない!

プラセスラボの想いは実はここなんです。


「想いはリサイクルには限界があるので、行き場のないプラスチックを減らすためにプラセスラボが考えるリデュースプラス(Reduce Plus)を取り組みたい。

一般的には「リデュース(Reduce)は単に出すごみの総量を減らすこととですがこれでは行き場のないプラスチックを必ずとも減らせない。

単に燃やすだけなら減りますが・・・
それは環境破壊につながります。

燃やさなくて良い方法は、行き場のないプラスチックを今までにない魅力的な商品に造りかえて世の中に再循環させる事がもう一つの取り組みとして必要と想っております。

私たちはリサイクル+プロデュースを合わせた造語でありますが、この取り組みをリデュースプラス(ReducePus)と呼んでこの活動に取り組んで行きたいと想っています。

リデュース(Reduce)=出すごみの総量を減らすこと
リデュースプラス(ReducePlus)=生まれ変わらせごみの総量を減らすこと
リユース(Reuse)=再利用すること
リサイクル(Recycle)=再生産に回すこと

行き場のないプラスチックをリデュースプラスして、魅力のある商品に生まれ変わらせる事がPLASESSラボの開発コンセプトです。
また出来れば長く使って頂ける商品を開発したい!

なので今後おもしろいリデュースプラスで皆様をワクワクするような新商品を世の中に提供して行きたいと考えています。

次回もこのnoteで引き続きお伝えします。

・プラセスで生産される商品の原材料と環境の関係
・LASESS LAB第一弾商品【リプラスストーン】について

noteを通して廃プラについて知って頂き、PLASESS LABの取り組みを応援して頂けると嬉しいです。
これからどうぞ宜しくお願いします!!!

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