
#3 アビームコンサルティングへ就職 渡辺朱音さん
ーーグローバルに、ローカルに、社会で活躍するPLASインターン卒業生。彼らの想い、現在の活動、そしてPLASでのインターン経験が彼らの「いま」にどうつながっているのかを聴きました。
ウガンダの人々に恩返しをしたい
PLASでインターンを始める1ヶ月前、私はウガンダにいた。
初めてのアフリカ。たったひとりでの渡航。
“学生のうちにしかできないことを” とか、漠然と“アフリカの空気に触れてみたい” とか。もちろん、“国際協力したい” とか。
学生らしい理由で、現地のエイズ支援NGOのお手伝いをしに行った。
ウガンダでは、毎日毎日、「うそでしょ!?」「えー…」「おぉ~」「アッハッハ!」などなどなど…。
毎晩書いていた日記は、あっという間にページが埋まっていった。
3週間の滞在を終え、私に残った大きな気持ちは、“ウガンダの人々に恩返しをしたい”だった。
そして、大学3年生の4月から、PLASで半年間のインターンを始めた。
「国際協力」にはたくさんの選択肢がある
(写真左)スタッフを務めた2016年の支援者向けパーティー。
きっかけは何だったかはっきりと思い出せないけれど、小学生の頃から国際協力に興味があった。
TVで「もしも世界が100人の村だったら」を観たからかもしれない。
幼い頃に読んだ、黒柳徹子作の「窓ぎわのトットちゃん」から興味を持ち始めたのかもしれない。
ずっと「国際協力」は心にあったから、大学3年生になり、就活がはじまったときの私の前には、「国際協力を続けるか」「まったく別の道に進むか」の、2つの選択肢があった。
けれど、選択肢は2つではなかった。間違っていたことに気が付いたのだ。
PLASでインターンを始めて、社会人ボランティアの方に出会った。
社会人インターンという選択肢を知った。
NGOでもパート職員という働き方があった。
同じインターン生に、社会人をやめてから大学院で国際協力を学ぶ学生がいた。
就職活動で国際協力の仕事を選ばなくても、私の周りから消す必要なんて、なにもなかった。
こんなこと、ネットで調べれば1秒足らずで1万件件以上出てくるだろう。
でも、実際に自分で目の当たりにすること、実感することは、大きな違いがあった。
アビームコンサルティングへ就職
(写真)仕事をはじめてからはPLASにボランティアとして関わる。イベントでボランティアの様子。
そして私は今現在、経営/ITコンサルティングであるアビームコンサルティング株式会社に勤めている。
この仕事には国際協力の「こ」の字もアフリカの「ア」の字もないけれど、別に問題ない。
本業とは別に、アフリカに関する情報を紹介するWEBサイトの運営に関わり始めた。
社内のCSR活動(NGO団体支援)にも参加している。
自分なりの、関わり方・続け方だ。
PLASでの経験がなかったら、きっと私はウガンダでの経験を忘れかけ、国際協力から目をそらしたことにモヤモヤしていたのではないかと思う。
目的が不明確な私でも吸い取れることが山ほどあった
(写真)支援者パーティーにはたくさんの方がきてくださった。
“恩返し”からはじまった私は、PLASでインターンを始める時、「スキルを身につけたい」 とか、「海外事業の業務に携わりたい」 とか、良くも悪くも目的意識を明確に持っていなかった。
だから、インターンが終わった時に、具体的に「目的を達成できた!」とか「想像以上に成長できた!」と自信をもっては言えなかったように思う。(だってそもそも目的もないし成長度合いの想像もしていなかったから…)
もちろん、身についたこと・勉強になったことはたくさんあるし、社会に出た今も継続している内容もあるから、その点は誤解がないようにしたいけれど。
でもだからこそ、そんな私にとってPLASという環境は、最適だったと思う。
エクセレントNPO大賞をはじめとした様々な賞を受賞し、メディアにとりあげられることもあるPLAS。
インターン中はもちろん、コンサルタントとして働き始めた今でも、PLASは団体として非常に優れていたと感じている。
(写真)PLASの仲間と共に。インターン卒業後のボランティアの様子。
支援者対応、システム活用、個人/全体のタスク管理、イベント管理、その他もろもろ。
インターン生として関わることはなかったけれど、もちろん現地支援に対しても。
PLASだからこそ、目的が不明確な私でも吸い取れることが山ほどあった。
明確な人にとってはスポンジから水が溢れるほどあるはずだ。
皆、ぜひ、PLASでインターンを始めよう。
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