<第1回>コーデックス類の種まきとその環境について
パキポディウム や亀甲竜など根っこが膨らむ塊根植物を総称してコーデックスと呼ばれていますが、私が育てているのはパキポディウム ・亀甲竜・ギラウミニアナなどの植物です。
ここ数年人気が高まり、今は若干落ち着きつつありますが、だからこそ種から育てたい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
僕の経験も踏まえて種から育てるときに必要となる事についてnoteしていきたいと思います。
まずは自己紹介です!
宮崎県とあるアパートに住んでおります!
もちろん、庭はないのでベランダーとして植物を育てているのですが、もうかれこれ8年になるでしょうか。長い間パンジー・ビオラの育種を通じて植物を育ててきました。
パンジー・ビオラではちょっとだけ園芸コレクションという本に載せさせていただくなどして、新しい花作りに勤しんでいます。
コーデックスなどの多肉植物系は昨年からちょっとずつやり始めて今して、今年は2年目ということになります。
コーデックス類に関して言えばまだまだひよっこですが、ひよっこだからこそつまづいた所をわかりやすく皆さんにお伝えできればいいなと思っています。よろしくお願いします。
今回はこれから種から植物を育てるにあたって重要となる項目について説明していきます。ちなみに、Raditalkでも配信しているので聞いてください(https://radiotalk.jp/talk/134214)
重要だと思う項目!
1.育てる環境
2.土
3.種を蒔く時期
1.育てる環境について
やっぱり大切なのは環境です。置き場所ですね。
その植物がどのような環境を好んでいるのかを知ることはとても大切です。
例えば、私が育てるパンジー・ビオラは寒さに強く日差しにも負けない強い植物です。でも、風通しが悪かったり、日差しが強くてすぐ土が乾いてしまうと、しおれてしまいます。
それでも、パンジー・ビオラは強いのでしおれても水をやれば元どおりになるので、育てやすい品種ですね。
一方、コーデックスという言われるアフリカやマダガスカルで育つ植物は暖かい場所が重要だったり、日当たりも強すぎてはいけなかったり、風通しが良くないといけなかったりと、非常に気を使う植物です。
ちなみに、一度萎れると復活することはほとんどありません。
このように、その植物がどの場所でどのように育っているのかということを想像して、置き場所を考えてあげると、より元気に育ってくれるのではないでしょうか?例えば、現地で自生する様子を検索してその状況に近い環境を作ってあげることも重要ではないかと思います。
2.土について
種から育てた土をどのようなものにするのか。方法は2つあります。
1.ホームセンター等でで既製品を買う
2.自分で土を買って配合する
1.ホームセンターで既製品を買う場合
メリット
種まき培養土と書かれた土を買ってその上に撒いてもいいと思います。種が芽吹きやすい配合になっています。※培養土とは植物を育てるための土と思ってください。
デメリット
一般の培養土ではコーデックスには不向きな配合である場合があります。また、根張りが悪くなったり、店舗での保存状態が悪く虫が湧いてしまったりと障害が起こる場合があります。
2.土を買って自分で配合する場合
メリット
今後の成長に合わせた配合ができ、コーデックスが育ちやすい土壌を作る事ができます。
デメリット
どの配合で土を混ぜれば良いかよくわからなくなります。
土を多品種買わなければいけないので、保管場所に困ります。
土の配合
配合するときの土は
・(超)硬質赤玉土(小粒)(6割)
・鹿沼土(小粒)(2割)
・腐葉土(1割)
・パーライト(1割)
などのように配合しても良いでしょう。
私は上記に加えて球根用培養土・マガァンプ(粒状の肥料)を加えています。
私は自分の住まいにあった配合を考えての事ですので、皆さんは(超)硬質赤玉土(小粒)と多肉植物用培養土を1:1で配合してみてはいかがでしょうか。
土の配合を色々考えるのは楽しいですが、まずは種まき培養土に赤玉土を半分ずつ混ぜて、芽を出させ、育てることをお勧めします。
3.種を蒔く時期
実は一番重要なのが、このタネを蒔く時期です。
種から芽がでる条件はどの種であっても平均気温が20度を上回ってからです。なので、寒い時期や平均気温が安定しない時期に種まきをしないほうがいいでしょう。
もし、どうしてもタネを撒きたいときには、簡単な温室を準備して20度以上の温度と70%以上の湿度を保って種まきにチャレンジしてもいいかもしれません。
今回はコーデックス類の種まきをするときに気をつけたいポイントについて簡単に説明をしていきました。ここでは紹介しきれないものもたくさんありますので、今後情報を共有していきたいと思います。
それでは素敵な植物ライフを!!
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