
100万円を貯める方法
こんにちは、投資ブログ「東北投信」を運営している者です。なぜか「東北」の名前で覚えてもらっています。
今回は「100万円貯める方法」という超直球なネーミングで、100万円貯める方法を考えてみたいと思いました。実践論よりもマインド的な話ですが、少し頭の中を整理したいと思ったためです。
100万円というと大金のようにも思えますが、実際にはそこまで大金ではない額です。新車を買うのは難しいですし、老後の生活を支えるのにも、100万円では足りません。現在の貨幣価値下でも、私たちは老後に備えるために1,000万円か2,000万円以上の金融資産を用意しなければいけないのです。
そこで、その「駆け出し」ということで、今回は100万円の貯め方を考えていきましょう。
目次
・お金を貯める方法は、「収入を増やす」か「支出を減らす」しかない
・収入を増やすのか。支出を減らすのか
・「忙しいのに儲からない仕事」は避けなければいけない
・少しお金が貯まれば、意識が変わる
・投資・資産運用は100万円を貯める前に始めても良い
・一番苦しいのは種銭を作るところ
お金を貯める方法は、「収入を増やす」か「支出を減らす」しかない
極論を言えば、お金を貯めるためには、
・収入を増やす
・支出を減らす
の片方、もしくは両方の取り組みが必要です。
お金の入りを増やして、出て行くお金を減らす。「ダムを作るように、お金を貯めよう」と言われることもありますね。
収入を増やすのか。支出を減らすのか
布団の中で寝ながら、この基準を考えてみました。
例えば、100万円を1年間で貯めるならば、1ヶ月あたり8.3万円の貯金が必要です。仮に、ボーナスを夏冬各1ヶ月分として、12ヶ月 + 2ヶ月で割り算すると1ヶ月あたり7.1万円になります。
この毎月の貯金目標額(今回は7.1万円)が1ヶ月の収入の25%~30%(この基準は大富豪「本多静六」氏の4分の1貯金法に基づく)を超える割合ならば収入を増やし、25%~30%以下なら支出を減らします。
例えば、毎月20万円手取りで貰う人にとっては、この7.1万円は36%に当たります。このケースでは収入を増やしたほうが良いという考え方です。逆に、毎月50万円貰うならば、この7.1万円は14%です。このケースでは、収入を増やすよりも、支出を減らしたほうがお金は貯まりやすいと思います。
おそらく、1年間で100万円を貯めるならば、多くの人は収入を増やしたほうが良いです。投資・副業(複業)・転職など、積極的にお金の入りを増やす試みを行なうべきです。
ちなみに2年間で100万円を貯めるならば、1ヶ月あたり4.2万円の貯金が必要です。手取り20万円の場合には、収入の約20%にあたりますので、少し節約すれば達成できると思います。
「忙しいのに儲からない仕事」は避けなければいけない
現在の貧困問題にも通じる話ですが、収入が少なくお金が貯められないケースでは、仕事が忙しいのに収入が低いことが多々あります。お金を貯めるためには、このような時間対費用の低い仕事はなんとしても避けなければいけません。転職も視野に入れたほうが良いと思います。
ただ、残念ながら、筆者にはすでにワーキングプア状態に陥ってしまった人を救う知恵がありません。言葉で書くのは簡単ですが、実現が難しいことは十分承知しています。
良い案をお持ちの方、ぜひ筆者に教えてください。
少しお金が貯まれば、意識が変わる
ある程度お金が貯まってくると、お金を貯めることが楽しくなってきます。貯金が楽しくなれば、100万円を貯めるための好循環に入っていると捉えて良いと思います。
かつて筆者がお金を貯めたとき、おおよそ意識が変わってきたのは100~150万円を貯めたときでした。最初30~40万円ぐらいの頃はなかなか停滞することもありましたが、100万円を超えてきてからは、お金を貯めることが楽しくなり、スムーズに貯まりだしました(無職経験もあるので、お金を使うのが怖くなるというw)。
何か楽しさを感じる部分など見つかれば良いですね。
投資・資産運用は100万円を貯める前に始めても良い
投資のことも書いておきましょう。2018年現在、投資は最低100円からできますから、「お金が貯まったら投資を始める」みたいな考えはしなくて良いと思います。
むしろ、
・毎月の収入の4分の1を貯金として蓄える
・その貯金のさらに1割程度をつみたてNISAなどに
といった配分で、貯金と貯金以外の金融資産を蓄えるのが現代的だと思います(「現金だけを持っていれば安心」という大人の話はほどほどの聞くこと)。
資本主義は「お金を生み出す仕組み」を多数保有している人が強者になります。貯金は「お金を生み出す仕組み」とは言えません(ゼロ金利なので)から、せめて投資信託やETF(上場投資信託)など買って、「お金を生み出す持ち物」を増やしましょう。個別企業の株式はもっともっとお金が貯まってからでも良いですし、そもそも始めなくても良いです。
少額から投資を始めるとき、「つみたてNISA」はあなたをサポートする合言葉です。
一番苦しいのは種銭を作るところ
100万円あれば、それを元手に新たな取り組みを始めることも可能になります。投資に賭けても良いし、何かプチ事業を起こしてもいい。
なので、一番苦しいのは、その最初の種銭を作るところなのです。
ゲーム「ダービースタリオン」では、最初1500万円と牝馬を1頭保有した状態から始まります。おおよそ2頭目までの産駒がレースに勝てなければ、牧場は破綻します。
でも、1頭でも勝てる産駒が産まれれば、牧場の資産は増え、簡単には倒産しなくなります。あとはお金の力でレースで勝ちやすい馬を生産することが可能になります。
100万円を貯める。または、100万円の金融資産を作る。
この取り組みから、人生を良い方向に変えていきたいですね。