見出し画像

旅行が嫌い 旅が好き 旅行と旅は違うものです!!!


旅は 今 ただ此処に居ても出来るのが旅
旅行は 計画と算盤
それを、マネタイズする企業まで生まれた今


私が旅行が嫌いな理由


私は旅行がとにかく嫌いです
何処に行こうか計画して
そこに行くために予定を調整して
そこに行くために 顎 足 枕 考えて・・・
それぞれに手配をいれて
日数分の支度をして、それらをカバンに詰めて
交通機関に間に合うように目覚めて
出発

この総てが大嫌い嫌い

#顎足枕  とは 顎:食事関連 足:移動関連 枕:宿泊関連 のこと

私が旅を愛する理由

知らない場所に立ち その場所の空気を吸い そこから多くのものを吸い上げて 自分の中で辻褄をあわせて 一瞬でもその場所に溶ける
風土 気候 文化 芸術 生業 何でも良い どれかが自分に刺さってくる
旅は 一人がいい 余計な者をモノを 自分の日常のテリトリーからは持って行きたくない だから、事前に行きたい場所を探すことは、自分の中に、行ってもいない場所のイメージを勝手に作り、自分の中にあるイメージンの中のその街を訪ねる事になるから、あまり好きじゃない。
よく旅先に、できるだけ日常を持ち込もうとする人がいる、普段遣いの身の回りの品をカバンに詰めて旅をする人、いつも同じ人と旅をして回る人。
その人がどうしようと、極めて自由だけれど、少なくと私はそうではない。

私という人

私の仕事は旅行業ですから
若い時から、旅行は職業でした。
前にもこの noteに書きましたが、旅行が嫌いなのにこの仕事をづつと続けました。それが、ある意味で 根っからの旅行嫌いが、旅の素晴らしさを知ることが出来た理由だと感じています。
旅行が大嫌いなので、仕事でも無ければ、旅行なんかしません。
旅行業をしなければ、自分のテリトリーから出ない人だったと思います。
結局 実に沢山の国と地域と地域を訪れることが出来ました。
その先々で私は、旅の感動を知ったのです。
計画する、準備する。段取りして出かける、この最も嫌いなプロセスは、プロとして業務として好き嫌いなど関係なく行うわけです。
出かけてしまえば、もう半ば私が旅行が嫌いという理由の大半は解消されます。後は、多忙な病夢の中に、一人の時間、一人の場所を見つけ出して、そこで自分の言うところの旅を満喫した経験は本当に人生のおける旅を知る結果になっていて、それは今も続いています。

私の旅というものは


例えば、前にも書きましたよね 2002年ごろでした、カリブ海にある、プエルトリコ ここは国ではなく プエルトリコ自治連邦区 Commonwealth of Puerto Rico、カリブ海にある アメリカ合衆国の自治的 未編入領域 という場所です。
プエルトリコの中心であるサンファンという市があり、このサンファンの中にあるオールドさんファンというエリアがあります。勝手に言えば、そこは、ヘミングウエイの小説の中にある、あの時代のキューバを彷彿とされる佇まいがそこにありました。 ラ・フォルタレサとプエルトリコのサン・フアン歴史地区として世界遺産にも登録されているそうですが、この街をまさに、仕事をつかのま離れて散策し、発症の地とされるこの地のバーで、ピニャコラーダを注文して飲んだ経験これこそが私の旅です。
サンファンの日差しはどこまでも明るいのに、一歩バーのある建物に足を入れると、そこはとても暗くて、カリブの光と影とは、まさにこの景色なんだと心に強く残っています。

アラスカのクルーズでは、魅力的な寄港地があるのですが。
私が一番響いたのは、崩れ落ちるグレイシャーが崩れて海に落ち、あの大きな音でもなければ、シップと並走するオルカの群れでもなく。バンクーバーからインサイド・パッセージを通過して、その先にある港町 スキャグウエイ という街 オールドラッシュで栄えた街といいます。この街の港の岩肌には、寄港した舟が残されたと思われる、船会社のロゴをペイントした壁画が多く残されています。壁画というか落書きの粋なのか、記録なのかは解りませんが。各国の船がここにマーキングしてきたものが残されています。
船というものは、寄港すれば絶えずペイントするものという話を昔聞いたことがあります。今の船はわかりませんが、よって、塗料は大量にあるはずなので、でも岩肌の高いところにもペイントがあり もはや謎???

なにも海外だけじゃない 名所だけじゃない ふとした風や空に旅を感じる

【箇条書き】

⚪青森 真夏の青森 ねぶたの時期 アスパムという港湾部の施設裏の海風
⚪与那国島の彼方南シナ海の雲
⚪愛知 伊良湖岬の拭き上げる風
⚪富士山八合目から見下ろした花火
⚪北アルプス 見上げた空一面の星 そして無数の人工衛星

【そして】
何よりも大切にしたい 一人の食事と 一人のお酒

まとめ 旅 と 旅行 の違い


旅行:旅に行く 文字通りで、旅に行くことを含めたものが旅行
   だから、旅行なくして、何処かに行く旅は成立しないのが普通
   けれど
   
旅: 何処かに行く 行かない とは無関係 時間と空間で感じるモノ

人が行動することで、見る 聞く 経験する 知る 感じる 総ての行為を通じて、何かを自分自身の中に入れることが起こればそれがすなわち 旅

人はおそらく 死ぬその時まで 旅の途中です

旅に病んで 夢は枯野をかけ廻る 松尾芭蕉


#旅 #旅行 #マネタイズ #プエルトリコ #アラスカ #松尾芭蕉



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?