研磨されて光る
大分古いけどまずメモを。
12/31
見えない”区分け”。
人は区別する。マウントもし合う。ジャッジもする。人としてそれはよろしくない、と言う。
個人的には”ジャッジ肯定”なので、それ以外のものとして例えば、区別やマウントというもの…。
今日思ったのは、「”いけない事”と言う訳でもないよなぁ?」と。
これは言葉の解釈からここへ繋がって来ているように思う。
「解釈」。
これは人によって本当に違うもので、その解釈という前提が違えば、活用の仕方が違うという風に私には見えた。
・・・
「ある」のに表側でさえも「ない」かの様に振舞う事に、抵抗・違和感があり、それに気づかされたというもの。
気付いていない内はもう本当に仕方がない、としか言いようもなく。違う言い方をするなら、自分に”規制”をかけている事象、がヒントに近い。
~しなければ(ならない)。
~してはいけない(そうあるべき)。
これら、自覚の範囲で見つけられる事のアプローチは簡単だけども、その表面を一掃して、軽くなったその後に表に上がってくる、それら無意識側からのプッシュに驚いたり、ショックを受けたり。
そして、他者からもたらされて複雑な思いを抱いたりする・・・すぐには到底、受け容れられないから。
この”私”というカタチ、入れ物から外へ出したモノを再び取り込む事もまた少し困難。だから自分の中で摩擦も起きる、もがく、苦しい。
そういう意味では順番はとても大切で、硬いままの思考(クセ)を持った、「個=自分」だと、カタチを変えるのが難しく、柔軟だと勿論容易い。
その様になれない、ならない状態が”ある”事が分かったらまた、少し様子を観る(距離を確保する)事も必要。
安心の為「くっつく」。
そしてその対象は、自分が自分より知っている(上)と思っている人について安心を得ようとする。そうでなければ数、大多数という安心(感)。いずれにせよ「安心」とくっつく為の行為。
・・・
大海から出て個になったものの、それは孤である不安、心細さ。
”われ”という自由を求めると同時にくっつこうとする。すると自分という個(孤)が安定して落ち着くから。
その表れが現実世界で目にする光景。
人ってつくづく、「人というイキモノ」なんだな、と個人的には感じている。
今まで、散々自分の「中」を選り分け(整理)てきた。
自分の求めるもの(こと)、心地良い「快」と、それによって見えてくる”現実”との狭間で、どこが落しどころで、妥協点なのか選り分ける。
色んなやり方があると思う。
私は自分のやってきた事から物事を書くので、先ず大体「受け容れる」という事を上げる事が多いと思う。初めは「丸呑み」するという事。
その、呑み込みの前に排除してしまっては、精査する事ができないから。何に対して”自分”は反応が出ているのか、不快なのか、を「平らな自分」の時に見ること。傾斜中では速度が速すぎる。
そういう事の為に色々な面で、意味で、時間を置く・距離を保つという事も必要になってくる。全ては、「結果」を出す為にではなく、「自分を見つける為」に。見つければそこに結果は自然と現れている。
誰でも自分の不快より快を求めたい。
だけどもこの世には自分だけでなく、他者も同じく存在していて、他者もまた自分と同じ”イキモノ”でもある。
色々な縛りから解放されて自由に安全に「快」で生きたいと誰もが思うのだけども、自分の快と他のそれが一緒とは限らず、もっと言えば全く違うもの、と考えた方が理解が早い。
そう知った時に、自分の快は求めつつ、それが許される環境を求めるのであれば、他のそれも同様、という事も見えてくる。そこに”私”の好き嫌いは関係ない。
個をしっかり持つという事は、それだけカタチがハッキリする事なので、周囲との”差”が発生して然り。際立てばそれだけ「孤」を感じる事も多くあり「安心」も求めたくなる、という事。
そう考えると、世の中に既に「個」を際立たせて十分に存在している人たちは、同時に余程の「孤」も抱えているのだろうと思いつつ、そういう「個」として認め合う仲間たちと繋がりを持つから結局、「安心」を得ている、とも感じる。
先日、何かの会話中、主人が言った。
「オレは、誰かといたいとかないけど」
確かに主人は、社会の中で”誰かと一緒にいる事”を望まない、「孤」の性質の人。
だけどもそれは、もしかしたら、かわいいワン達がいつもいる事、もしかしたら私がいる事で、心が安心しているのかもしれない…。
そんな事を内心に思いながら「そうだよね」と話を聞いていた。
安心の為だけでなく。
誰かと共にあるという事は、難しくも楽しくて、煩わしくも研磨される。人として成長できるチャンスなんだと思っている。
「うみのみかをサポートしたい」と行動させてしまう様なクリエイターです(*^^*)。私も同じように読まれた方のサポートになる事を意識しています。 自覚を保ちしっかりと進んでいきます!