マガジンのカバー画像

1日1冊オススメ本レビュー

1,302
ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
運営しているクリエイター

2021年4月の記事一覧

断片的なものの社会学

"社会学者として、語りを分析することは、とても大切な仕事だ。しかし、本書では、私がどうし…

伊藤潤ニの猫日記 よん&むー

"その頃 私は気づいていた....よんは『呪い顔』なのではなく....単に『変な顔』の猫なのだと..…

手のひらの京

"京都の空はどうも柔らかい。頭上に広がる淡い水色に、綿菓子をちぎった雲の一片がふわふわと…

安いニッポン

"今の日本は、『我慢して貯める』か『じり貧で使う』しかなくなっている。『失われた30年』と…

京都の神社と祭り

"本書では、さまざまな神社や祭を、京都という都市のあり方と関連づけながら考察していきます…

スピンクの壺

"いまのところ受信できるのは主人だけです。これは私のいまのところの考えですが、ポチのよう…

漢方嫁日記 はじめての薬膳編

"興味を持った文言を調べていくうちに、旦那くんの教えてくれた本来の薬膳と現代の薬膳はもはや別物になっていることに気づきました。"2021年発刊の本書は、漢方薬局に嫁いだ嫁が今度は"日々の食事で体調を整える薬膳"の超入門編をわかりやすく漫画で描いた人気シリーズ第三弾。 個人的には"見えるものに強い西洋医学、見えないものに強い東洋医学"など、わかりやすく東洋医学、漢方について教えてくれた一冊目がとても面白かったので手にとりました。 さて、そんな本書は"はじめての薬膳編

新選組血風録

"沖田の突きは、三段といわれた。たとえ相手がその初動の衝きを払いのけても、沖田の突きは終…

鴨川食堂

"『あなたが〈食〉を捜してくれるんですね』(中略)『厳密に言うたら、探すのはお父ちゃんやけ…

京都思想逍遥

"歩くことが、破砕なのだ。だから京都を逍遥するとは、歴史の諸行無常という悲哀を追体験しな…

ギケイキ

"かってハルク・ホーガンという人気レスラーが居たが私など、その名を聞くたびにハルク判官と…

リリアン

"これまでの真夜中のなかで、いちばん暗い(中略)だから俺たちは、いままででいちばん暗い真夜…

教養としての『地政学』入門

"『人間の真の勇気はたったひとつである。現実を直視して、それを受け入れる勇気である』(中略…

ひとりでしにたい

"この漫画のテーマは『孤独死』、『老後』、そして『猫は神』だ。"2020年発刊の本書は、よりよく死ぬにはよりよく生きる!と30代独身女性を主人公にリアルエピソード満載で老後、終活や介護を描いて話題になっている良書。 個人的にも『生き方』が既に多様化している現在、『死に方』も同じくになっていくに違いないと考えているので、本書を手にとりました。  さて、そんな本書は35歳独身の学芸員、山口鳴海がバリバリのキャリアウーマンで、子どもの頃から憧れだった伯母さんが突如【風呂場