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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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2020年2月の記事一覧

一四一七年、その一冊がすべてを変えた

"ルネサンスの誕生と、われわれの世界を形作ってきた力の解放の要因については諸説あるが、私…

歌う船

"この船としてのあたしには、あなたたちには想像もつかないほどの肉体的力と肉体的自由がある…

ヰタ・セクスアリス

"丁度好いから、一つおれの性欲の歴史を書いてみようかしらん。実はおれもまだ自分の性欲が、…

貨幣システムの世界史

"貨幣はけっして無限の空間のうちに流通するのではなく、歴史上あらわれた貨幣には、一方で空…

アンネームドメモリー 青き月の魔女と呪われし王

"ーたとえ彼が己の選択肢を、自分一人に置いていたとしても。それを忘れるくらいの無数の選択…

オカシナ記念病院

"『患者の気持は最大限、優先する。治療も患者がやってくれと言うならとことんやればいい。し…

セバット・ソング

"凍った湖は静、温んだ水は動、遠いシベリアから飛来していく白鳥たちも、水の動くセバットに集い羽を休め、愛の唄を交わし、また飛び立っていく。"2019年発刊の本書は北海道に実在する児童自立支援施設を舞台に【取材した実際のエピソードをもとに】人間の可能性を信じて追いかけた一冊。 個人的には、こちらも関わらせていただいている【読書による文学賞】の推薦図書として手にとらせていただきました。 さて、そんな本書は学園長、そして学園長の娘、元寮生の兄妹の4人を語り手として、学園長か

流浪の月

"わたしたちの間には、言葉にできるようなわかりやすいつながりはなく、なににも守られておら…

エドウィン・マルハウス

‪"この伝記の一番主なテーマを読者の皆さんに充分わかっていただけたかどうか、僕はいささか…

幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

オススメ780。"本当にそれでいいのだろうか。奇跡は訪れなくても、病とともに自然に朽ちていく…

どうかこの声が、あなたに届きますように

"ただ共感したり、時に反発したり、笑ったり泣いたりする時間を、ほんの少し一緒に過ごすだけ…

千歳くんはラムネ瓶のなか

"ーからん、と。心の奥の方で、懐かしい音がする。『美しく在りたいんだ。あの日見た月のよう…

みすゞ

"今は亡き実在の人物を映画化する際の苦悩は、本当にそんな人間だったのかという作り手自身へ…

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

"まったく子どもというやつは止まらない。ずんずん進んで変わり続ける。僕はイエローでホワイトで、ちょっとグリーン。・・いまのところは。きっとこの色は、これからも変わり続けるに違いない"2019年発刊の本書は英国在住の著者による息子と友人たちの中学生活を描いた【普遍的で今風の】親子の成長物語。 個人的には本格的な移民を受け入れる時代になり、様々な国にルーツを持つ方々と実際に関わる機会が増える中【日本の近未来的をイメージしていく】為にも本書は読んでおかなければ。。と思っていた事