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文字がそこへ連れていく【本:読みたいことを、書けばいい】

・自分が読みたいことを書けば自分が楽しい
・書くことで実際に現実が変わる
・自分が広告会社に所属して、どこかのだれかが作った商品の良さについて文章を書き、それで給料をもらう、というのがだんだん苦手になってきた

・やれといわれてもしたくないことと、やるなといわれてもしたいことがはっきりしたから、生き方を変えた

・暗澹(あんたん)たる気持ち

・編集者の今野氏からのメール「正直な書き手が増える」ことを実現したい
正直な言葉が交わされる人間関係や、そこから生まれるコンテンツを少しでも増やしたい

・『小さな嘘を積み重ねているうちに、自分の嘘に無自覚になってしまうと、相手と心が通じ合わなくなるのではないかと思うのです』

・深く考えるときに、全然別のことを吐き出すとヒントが生まれるのはなぜか?
・この本は、無益な文章術や空虚な目標に向かう生き方よりも、書くことの本来の楽しさと、ちょっとのめんどくささを、あなたに知ってもらいたいという気持ちで書かれた

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・「街角のクリエイティブ」
・なにを書くのか、まずは自分のフィールドを知る(小説、脚本、ルポ、コラムなど)
・レポート、論文、メール、報告書、企画書などは問題解決や目的達成のための文書
・ネットで読まれている文章の9割は「随筆」
・随筆:事象(見聞きしたことや知ったこと)と心象(それに触れて心が動き、書きたくなること)が交わるところに生まれる文章
・事象を中心に記述されたものは報道やルポタージュ(ジャーナリストや研究者)
・心象を中心に記述されたものは詩や小説(小説家や詩人)
・定義を再構築する=ことばを疑うこと
・自分自身がその言葉の実体を理解することが重要で、そうでなければ他人に意味を伝達することは不可能なのだ
・人が気にしていること(欲望)を言うと効率がいい
・本「想像力と数百円」by糸井重里氏
・小学生に効く広告は総務課長にも効く

・無責任に考え、結果に責任をもつ

・「書き手ではなく、読み手として書く」
・誰かがもう書いているのなら、読み手でいよう
・書いた文章を自分がおもしろいと思えば幸せだと気づくべき

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・評価は他人が決める。参考にしても、いちいち反論しない。評価の奴隷になった時点で、だんだん自分がおもしろくなくなってくる。他人の人生を生きてはいけない。

・つまらない人間とは「自分の内面を語る人」
・まずは事象を提示して興味を持ってもらわなければならない
・ライターの考えは全体の1%で良い。調べたことを並べれば、読む人が主役になれる
・一次資料に当たる。国立図書館などへ。司書に「どんな目的で、どんな資料を探しているか」を相談する。東京大学本郷キャンパスの東京大学付属図書館総合図書館も一般の利用者でも閲覧可能。国立国会図書館はWebサイトも充実している。デジタルコレクションは多くの図書の全ページがデータ化されており、自由に閲覧可能。
・個人主義や自由恋愛についてずっと前に書かれた夏目漱石の大学の恋愛「三四郎」、「それから」や「こころ」など、今と変わらない恋愛諸相。
・「巨人の肩にのる」まずは歴史の中で人類がやってきたことを徹底的に知り、その肩の上に乗って物事を見渡さない限り、進歩は望めない。「ここまでは議論の余地が無い」というところまで自分の知識を持っていく
・感動が中心になければ書く意味がない
1. 資料を当たっていくうちに「ここは愛せる」というポイントが見つかる
2. ざっと見て「ここが愛せそうだ」と思ったポイントの資料を掘る。自論を強化するtめに良い材料をそろえる
・調べることは、愛することだ。自分の感動を探り、根拠を明らかにし、感動に根を張り、枝を生やすために、調べる。愛と敬意。
・事象に出会う。感動疑問に思うなどの心象を抱く。そこから仮説を立てる。調べに行く。証拠を並べる。考える。その時点での結論を出す。
・自分が最も心を動かされた部分だけをピックアップしてあとは切り捨てる編集をするのは自然なこと。
・著者オススメの本たち 本:『資本論』カールマルクス(世界経済と歴史)、本:『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー(社会学の古典)、本:『坂の上の雲』司馬遼太郎、本『輝ける闇』『ベトナム戦記』開高健(特派員としてベトナム戦争の最前線に赴いたときに生まれた小説とルポタージュ)
・書くことは人間最後の職業

・我々が人間への尊敬や愛情や共感を心に刻むのは、実に相互の孤独の中においてである。書くこと、そして読むことは、その相互の孤独を知り、世界への尊敬や愛情や共感をただ一回の人生で自分のものにすることなのだ。

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・自分が読みたくて、自分のために調べる。自分の思い込みから解放してくれる。わかる、学ぶということ以上の幸せなんてないと、わたしは思う
・人生は寂しい。そして、人生の寂しさとは、だれかが何かをしている寂しさだ。友がみな我より偉く見ゆる日の寂しさ。世界が自分を置き去りにしていると感じる寂しさ。それならば、自分が世界を置き去りにすればいい。だれもまだ知らない世界を、知らない言葉を、見つければ良いのだ。その一瞬だけは、世界の寂しさに勝てる。

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