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授業づくりに必要な3つの「視座」

日々の授業づくりどのようにしていますか。

「今日はこれとこれを覚えさせよう」
「教科書の〇ページを説明しよう」
「今日は水泳の学習だから〇回クロールを泳がせよう」

とやることだけを頭に入れて授業に臨んでいませんか。

だからといって、毎回研究授業のように準備をするのも大変ですよね。

そこで授業づくりに必要な3つの「視座」をもつだけで、
日々忙しい中での授業づくりの「質」が変わります。


その3つの「視座」とは、
〇ビジョン(ゴール)
〇戦略(方向性)
〇戦術(具体的施策)

です。

1 ビジョン(ゴール)

これはあなたが行う教科を通じてどんな児童・生徒に育ってくれるかです。

例えば、中学校の社会科であれば、
生徒には、
〇社会的事象に興味・関心がもてる。
〇社会的事象を意味を多角的・多面的に考察しながら構造的に理解できる。
〇資料を活用し(さらにいえば自分で資料を取捨選択でき)、多面的・多角的に分析、考察できる。
〇分析、考察したことをもとに自分の意見を他の生徒の前で発言できる。

という「ビジョン」をもつとしましょう。

ただしこの「ビジョン」を達成するには一朝一夕ではできません。
1年の「スパン」でじっくりと育てる必要があります。


2 戦略(方向性)

ここでは「ビジョン」を達成するには、
〇単元
〇単元構成
〇ビジョンを達成するための資料

になります。

単元とビジョンをリンクさせて
その単元を通して、具体的にどんな状態になるのか。
(パフォーマンス評価になります)

単元構成を見て、どんなステップを踏んでいけば「ビジョン」に到達するのか。

そして大切なのは「ビジョンを達成するための資料」です。
この資料のどこを読み取れば、ビジョンを加速するかです。
ここは教師がどんな資料を用意し、
その資料で生徒に何を求めてくか重要になります。

3 戦術(具体的施策)

ここでは、この単元の〇時間目の授業、
どんな活動を組み込むかです。

この場合、教師の一方的な教え込みだったら必要ありません苦笑

ですが「アクティブラーニング」を組み込んだ授業を実践するのであればこの「戦術」は必要です。

例えば「戦略」の段階で準備した資料は、
導入の課題意識を深める段階で提示するのか、
それとも課題解決の時に使うものか、

また発問、質問のタイミング、
生徒の興味喚起を引き出す発問、質問。
生徒一人一人の思考を深める発問をどのタイミングで行うか。

課題解決の際の学習形態
(個人か、ペア、グループ、一斉)

この組み合わせで授業の深まり方が違ってきます。


まとめ

以上、「ビジョン」、「戦略」、「戦術」について説明しました。
「ビジョン」と「戦略」は立てやすいですが、
「戦術」は難しいかなぁ~とお感じになったかと思います。

ただ「戦術」は思考を促すための「手だて」の組み合わせですので、
これは場数を踏むしかありません。

もちろん絶対的な正解もありませんので、
いろいろ試してみて、
自分の「引き出し」を増やしていくしかありません。


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