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過去を見つめ、未来を描く。新卒3年目の振り返り。

こんにちは! 『マネーフォワード クラウド勤怠(以下『クラウド勤怠』)』のプロダクトマネージャー(以下PM)とグループリーダー(以下GL)を務めている上田です。社内では「ぴょんす」と呼ばれていますので「ぴょんす」と覚えてください!

2018年新卒で、マネーフォワードに就職してから丸3年が経ちました。毎年この時期に振り返りをしているのですが、今回はとても良い機会なので振り返り内容をnoteで公開してみようと思います。正直少し長めの振り返りになると思いますが、自分なりに振り返ってみようと思います。就活している学生や新卒1、2年目の方で興味ある方は是非読んでいただき、何か少しでも成長するきっかけになると嬉しいです。

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マネーフォワードに入社して3年間でやったこと

まずは、とても簡単に3年間で何をやっていたかを振り返ってみます。

2018年4月〜2019年3月:カスタマーサポート(以下CS)本部でお客様対応および『クラウド勤怠』』のCS責任者
2019年4月〜現在:『クラウド勤怠』のPM
2020年3月〜現在:『クラウド勤怠』のGL

入社してから1年間はCS本部で、『マネーフォワード クラウド』の製品理解、ユーザーからのお問い合わせ対応や、機能リリース前の試食(機能がリリースされる前にプロダクトを実際に触ってCS観点を開発にフィードバックすること)などを行っていました。
『クラウド勤怠』PM/GLになってからは、機能の要求/要件の定義、ビジネスメンバーとのコミュニケーション、外部の方との商談、イベント参加、採用活動等『クラウド勤怠』を伸ばしていく上で必要なことをいろいろやっています。

働く上で大事にしているマインド

常に成長することを意識し、成長を喜ぶ

僕の中で成長とは「ある時点でできなかったことが現在できるようになること」と定義しています。
なぜ成長したいか、というのを書くとそれだけでnote記事が1つ書けてしまいそうな気がしますw
そのため、ここでは割愛しますがざっくりまとめると、「会社のMV(ミッション・ビジョン)を実現すること」「自分の人生の目標を達成すること」の2つが成長したい理由です。

成長するために僕は3つのことを特に意識しています。
※もちろん成長と言っても色々あると思うので、他に意識したほうが良いこともたくさんあると思います。

1:常にチャレンジ、行動すること
成長するためには、これまで経験してきたことよりも難易度の高い問題や、そもそもこれまで経験していないことにチャレンジする必要があります。
振り返ると、例えば『クラウド勤怠』のPMになるときも少しだけ悩みました。『クラウド勤怠』のPMの話を頂いた当時、マネーフォワードには明確にPMという職種の人は少なく、またビジネス職で採用された僕(非エンジニア)が開発の世界でエンジニアと一緒に働くことができるのかは正直不安でした。
よくよく考えると、経験していない世界に足を踏み入れることには当然不安がついてまわるので、まあやってみるか!と決意して『クラウド勤怠PM』になったのを覚えています。

仕事をしていると日々業務に忙殺されて、何かチャンスがあったとしても「今は忙しいから」など、どうしても言い訳して逃げたくなるときもありました。(実際ちょっと逃げたことありますw)言い訳して逃げると、その場は楽かもしれませんが、結局振り返りをしたときにとても後悔したのを覚えています。なんであの時やってみなかったんだろう。。って。
なので、「どんなに小さいことでもチャレンジする、自分から行動してそのチャンスを掴み取りに行く」というのは、これから先も必ず意識していこうと思います。

2:常に考え抜く、やり抜くということ
これは今の自分がやり抜けているかわかりません。3年後/5年後/10年後に振り返ったときにこの時はやり抜いたな!と思えるものだと思います。

僕が考える「やり抜くこと」とは、チャンスを「点」(pointやdotと表現できるかも知れません)と捉えて、その点をいかに深掘りし、自分のものにしていくかということだと思います。
チャンスが「点」だとするのであれば、マネーフォワードで「点」はどこにでも転がっています。ただ、その「点」を見つけ、取り組んでいるうちに、おもしろさ、難しさなどいろいろな事に気付いたり、感じたりします。やり抜くことができればその経験が「深い点」になります。また無意識にやり抜くことができるようになれば「深い点」をたくさん作ることができ、「色んな経験を積み重ね、それらをやり抜いてきたんだ」という自信と誇りとなって自分自身を支えてくれるものにきっとなるはずです。

3:常に1歩先を見つめ、未来を描くということ
これが自分が意識している中で最も難しいと感じていることです。
例えば、PMとして「『クラウド勤怠』をどういう方向性で価値を届けていくか」を決定するときに、半年後や2・3年後に実現したい世界観を描けていないと、逆算していま何をすべきなのか、どういう優先順位で開発を進めていくべきなのかなどの決定ができません。
また、『マネーフォワード クラウド』のHR領域は、『クラウド勤怠』だけでなく『クラウド給与』や『クラウド人事管理』といった複数のプロダクトから作り出される世界観と『クラウド勤怠』の世界観の両方を考える必要があります。1つの事象のみに対して考えるのと、複数の事象に対して考えるのとでは難易度が全然違うことを今まさに実感しています。

まだ僕は担当プロダクトや自分のグループという比較的小さな観点で物事を考えてしまいます。本部長や役員の方の話や、勉強会のサマリなどを聞いていると、常にマネーフォワードとして、マネーフォワードグループといった、かなり上流の視点から議論をされていて、自分はまだその議論を聞いて納得することしかできていません。
いきなりそういった議論に参加したり、高い視点からの考えが思いつくというのはありえないでしょう。開発部として、HRソリューション本部として、『マネーフォワード クラウド』の事業としてどうなんだっけ?という視点を忘れずに、1歩先を見つめ、未来を描けるように努力し続けたいと思います。

自分のキャリアについても同じことだと思います。「常にチャレンジ、行動すること」でも書きましたが、意識しないと普段の業務に忙殺されて、「自分は将来どうありたいのか」を考えることが疎かになります。

このnote記事は自分の振り返り記事ということで、振り返りながら感じたことは、
1つ目の「常にチャレンジ、行動すること」は「点」(pointやdot)を増やす行動とも言い換えることができます。「常に考え抜く、やり抜くということ」で行動して見つけた「点」をやり抜き、「常に1歩先を見つめ、未来を描くということ」で次の「点」を常に探し続けること、が重要なのでは?と考えていることがわかりました。
ただ、年に1回は振り返りをしていますが、基本僕の性格的に後ろは振り返らず、何か起きてしまったら対応策を考える派なので、もう少し振り返りや反省の機会を増やしていこうと思いますw

雑メモボード, Online Whiteboard for Visual Collaboration 2021-04-08 16-53-33

User Focusをどうやって体現するか

相談するということ
新卒で入社した当初は、右も左も分からないような状態で入社しました。金融の深い知識を有しているわけでもなく、企業のバックオフィス業務を経験したこともない。正社員として働くのが初めてなので、わからないことしかありませんでした。当時悩んだのが、どのレベル(難易度)のことであれば他のメンバーや上長、他本部の方に聞いて良いのか悩んでいました。そして悩んだ挙げ句、僕が質問することによってメンバーや上長の時間を使ってしまうので、できるだけ自分で調べ尽くしてから質問したほうが良いと思い、なかなか質問しませんでした。
その考えは間違いだったと、3年目が終わる僕は断言できます。
そもそも調べても理解できないことや、社内では共有されているけど、どこを探せばよいか分からない、社内ツールの使い方も理解していない状態で、どうやって調べていたんだろう、、と今思うと疑問ですw

当時の上長から言われた言葉が「どういうことは聞いて良くて、どういうことは聞いたらダメ/自分で調べなさい、とかは基本無いよ。うちの本部では5回までは同じこと聞いてもみんな優しく教えてくれるからどんどん聞こう!」と。
当時は「優しい人が多いんだなー」「とはいえ成長するために自分の解を持って質問して、答え合わせをした方が効率的だし理解しやすくなる」くらいにしか思っていませんでした。

なぜ「分からないことは早めに相談/質問したほうが良いのか」それはUser Focusを体現するためだと考えています。
例えば、ユーザーからすると「早くこの問題を解決して欲しい」と思って問い合わせをしてきているので、「上長に聞いた回答」「僕が調べた回答」というのは関係ありません。より早く、より正確に、より丁寧にユーザー対応することがUser Focusだと当時は考え、わからないことは溜め込まずにすぐに相談する、ということを心がけていました。

『クラウド勤怠』のPMになっても僕の方針は変えていません。分からなければ知ってそうな人に聞く、自信がなければレビュー依頼をする、どうすればより早く、よりスピード感を持ってプロダクト開発をすることができ、ユーザーに早く価値を届けることができるか、ということを常に意識しています。

これからやりたいこと

サービスの中には、Must have(ユーザーにとって「ないと不便/困る」なプロダクト・サービス)とNice to have(ユーザーにとって「あったら便利」なプロダクト・サービス)の2種類があります。しかし、同じサービスを提供したとしても、Must haveかNice to haveかはサービスを受けるユーザーによって決まります。
そのプロダクトがどれだけユーザーの問題を解決し、価値を感じて使い続けてもらっているかによってこのMust have とNice to haveの判断はされるので、『クラウド勤怠』のビジョンの「もっとも手放せない」を超えて、無意識に使われるようなプロダクトを作っていきたいです。

終わりに

僕の3年間の振り返りや学びを読んでくださりありがとうございました。
内定者や新卒1、2年目の読者で、少しでも参考になった!という方がいてくれると嬉しいです。
そしてこうやって振り返っていると、本当にたくさんの方に支えられて今仕事ができていることに感謝したいと思うと同時に、まだまだやるべきことがたくさんあると再認識させられます。
今後のキャリアについても書こうと思いましたが、全部書くと次書くことがなくなるので、また今度書こうと思いますw
もし就活生や内定者でマネーフォワードのことをもっと知りたい方がいましたら、キャリア含めて直接話しましょう!

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