【3分で学べる偉人の名言】美輪明宏さんから学ぶ、アンガーマネジメント術
本日は圧倒的なオーラを発出し、唯一無二の存在感を醸し出す「美輪明宏」さんの名言を紹介したい。
美輪さんは幼い頃に長崎の実家で原子爆弾で被災するという経験をされている。
元々は裕福な家庭に生まれたのですが、原爆によって全てが変わってしまったそうだ。
その後は憧れだった国立音楽高等学校に通うこととができたのだが、実家の困窮によって退学。
生活の為に進駐軍の前で歌を披露したり、銀座のシャンソン喫茶で歌手として働くことになったそうだ。
とても波瀾万丈な人生を送られてきた美輪さんだが、その容姿は「中性的」でとても美しく、作家の三島由紀夫からはシャンソン喫茶で働く美輪さんの美貌を「天上界の美」と絶賛されていたほどだ。
Wikipediaの写真を見ると、確かにその表現がしっくりくる。
今のインパクトの強い美輪さんとはだいぶ印象が違っており、確かに現実にこういう人と出会うと息を呑んでしまうと思う。
私の知っている美輪さん(そこまで知らない)は「おっとり」とされていて、「怒り」という感情からは程遠い印象だが、本日の名言はそんな美輪さんのゆったり余裕のあるオーラの秘訣を教えてくれている気がする。
「自分の気持ちをうまく表現する適切な言葉」を知ることで、怒りの元となる「感情」を「言葉」で認識できるようになるという効果がある。
「言葉」でその「感情」を認識することにより「何だかムシャクシャする」「わけわかんない」といったような「何となく不快」と感じる感情をフォルダー分けすることが出来るようになる。
そして「感情」をフォルダー分けした後にようやく「怒る」・「怒らない」を自分の中で客観的に判断できるようになるのだと思う。
「怒る」という作業に行き着くまでにここまでのプロセスを辿ろうと思うと、大体のことは「そんなに怒ることでもないか・・・」という判断になりそうな気がする。
よく言われるアンガーマネジメントの手法としては、「怒る前に心の中で10秒数える」であったり、「心の中で怒りの感情に点数をつける(10点満点中何点か?)」というようなものがある。
それらの狙いは要するに「反射的に怒る」ということを阻止することだと思う。
怒りやすい人は「なぜ腹が立つのか?」、「何が許せないのか?」、「相手はどういうつもりでこのようなことをして(言って)くるのか?」などをまず頭の中で言葉でひとつひとつ整理していけば、同じ「怒る」という答えに行き着いたとしても怒りのボルテージはかなり下がり、冷静な判断ができるようになるだろう。
そして沢山本を読むことは「語彙力」を磨いたり、登場人物の様々な感情に触れることに繋がる。
私も35歳になり、怒りの感情を抱くことは少なくなってきたものの、まだまだ小さなことにイライラしてしまうことがある。
幸いなことに読書が趣味だと言えるぐらい本を読む習慣がついてきたので、これからも沢山読書を重ねてゆくゆくは美輪さんのように「余裕が溢れる大人」になりたいものだ。
気がつけば私の坊主頭も黄色のロン毛になっているかもしれない。
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