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【3分で学べる偉人の名言】 頑張って、お金を稼いで、「不便」を買うことでわかる「人間本来の喜び」

贅沢を追求する貴族の生活は
18世紀化するんですよ。
スーパーで肉を買わずに狩りで仕留め
エアコンではなく薪ストーブを使い
わざわざ不便を味わう。

山口周

これは、「何のために働く(稼ぐ)のか」ということを根底から考えさせられる言葉だと思う。

現在では「ミニマリスト」と呼ばれるような、「最小限の物だけ持って生活する」生き方をしている人や、その暮らしに憧れる人が増えてきている。

お金がない人がミニマリスト的な暮らしをしている場合もあれば、ミニマリストになるためにお金をしっかり稼ぎ、そこから念願のミニマリスト生活を始める人もいるそうだ。

分かりやすくイメージすると、現代版の「仙人ライフ」という言葉がしっくりくるのではないだろうか。

便利な生活に憧れて、必死に働いて「テレビ」や「洗濯機」、「冷蔵庫」などの“三種の神器”を買い揃える時代は終わり、私たちの世代は生まれた瞬間からそれらの家電は当たり前に家に備わっているものとして育ってきた。

今、コロナ禍で「キャンプ」や「グランピング」などが流行っているのも、そういった“便利なことが当たり前”という環境で育った人達や、便利な生活に憧れてそれを手に入れた人達が、不便な体験の中にこそ「本当の贅沢」というものを見つけ出したのだと思う。

当たり前なことを言うが、夏は暑いし冬は寒い。

その中で、ゴルフをしたり、釣りをしたり、山登りをしたり、ウィンタースポーツを楽しんだりして、その時々の自然と接しながら汗をかくことで、日頃の疲れがリフレッシュできていると実感することが多々ある。

お金を稼いだシニア世代の人達がより便利で快適な車を選ばずに、あえてオープンカーに乗ったりハーレーなどのバイクに乗ったりすることからも、人間本来に備わっている本能が「自然と共にあること」や「自然を身近に感じること」を欲しているからではないだろうかと推測できないだろうか。

自然(四季)を感じながらのんびりと散歩する

今日の言葉からは、そんな当たり前のことが実はとっても贅沢なことなのかもしれないと感じさせられた。

自分の周りにある当たり前の幸せを、日々感じられる人間でありたいと思う。

ちなみに、本日の名言で紹介した「山口周」さんの本、めっちゃおすすめ↓

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」


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