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タスクだけ渡してないですか?

こんにちは。猫より犬派!PIVOT R&D エンジニアリング担当の上野です。
皆さん、今日も「目標」を達成するためのタスクをコツコツと消化していますか? 

シーンの違いや大小に関わらず目的と目標を設定することは大切ですね。特にビジネスでは最重要事項なので様々なレイヤーで最初に設定するようになっていることが殆どではないでしょうか。 

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先日「リンゴを2個買っておいてね」と妻に頼まれました。既に冷蔵庫には1つ在るにもかかわらず…です。理由を問うと「夕食に使おうと思っている」との事。納得して買って来たのですが、夕食後に冷蔵庫をあけるとリンゴが2つあったのです。「えっ、使ってないじゃん!」と思いました。心の底で。

仕事でも同じようなことってありませんか? 頼んだのに自分が想像していた通りになっていなかったり、進捗が遅かったり。 
「だったら自分でやったほうが良かった〜」って思ったことありませんか?

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もう一息!なチケット管理

無論、タスクにも目的と目標があります。そしてタスクを行う「理由」も存在します。

私は特にPIVOTでエンジニアリングを担当していることもあり、チケット管理システムを使い「タスク」をチケットとして記述する事が多いです。

その際、チケットに理由を書くようにしていますし、逆に渡されたチケットに理由の記載が無い場合は尋ねるようにしています。

それは何故かというと「理由」を書いたり尋ねたりする事が、タスクの目的・目標を達成する過程において「間違った方向へ行動してしまわない為」と「納得・理解を得る為」が大きいかなと感じているからです。

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しかし、それでも上手く出来なかったり、納得出来なかったりすることがあります。

リンゴの話を思い出してください。妻に理由を聞いて行動しましたが、納得行く結果にはなっていません…(答えは最後に) 。

Do pass the problems, risks or obstacles, Not tasks

前置きが長くなってしまいましたが理由だけじゃ伝わらないときの解決方法としてオススメしたい方法があります。

「理由」ではなく「リスク」を伝える 

全てのタスクに必要だと断言は出来ないのですが「仕事を頼む」ケースではリスクを言語化し渡すことを意識すると有効だと感じています。「理由」にリスクが含まれていることも多いのですが、抜け落ちないように意識することが大事です。

何かを人に頼む瞬間って漠然とした「リスク」を感じるときってありませんか?「心配」とも言えるかもしれません。これが大事な共有ポイントだと思うのです。 

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どう行動するか?は頼まれた人が考えることです。しかし、あなたが抱えていたり懸念しているリスクは相手が想像しにくいものです。似たような言葉で「課題」という言葉がありますが「課題」はタスクを産むものであってリスクは、その「タスク(仕事、行動)」にくっついているイメージという理解を私はしています。

答|リンゴのリスク
買ってきたリンゴが使われなかった理由は、妻が思っていたリスクが発生しなかったためでした。その日、姪っ子たちが来る予定だったため多めにリンゴを買っていたのですが、予定変更で来なくなったというオチでした。

あなたのリスクを聴かせてください!

日頃、開発プロジェクトを推進していく上でもリスクの言語化、そしてそれを伝えることが大事です。特にリスクの共有は自分の【弱み】を見せるような感じがして無意識に「伝えたくない」とか「伝えなくてもいいよね・・」というような思い込みをしがちですが、先にリスクが分かっているのであれば、それを共有することはお互いにプラスではあれ、マイナスではないと考えています。社内だけなく、クライアント様も含めた連携あってこそ、リスクヘッジへ繋がると考えています。 

タスク(行動)の共有よりも【リスク・心配事の共有】
がソリューションを産み出すのではないでしょうか。


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