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ふつうの人の企業経営 その1 タイミング

昨年2019年7末に起業した会社を売却して、早いもので1年が経ちました。
売却してやれやれ肩の荷が下りたと思ったら、まさかのコロナ禍で驚いてます。

周りからは凄いタイミングで売ったねと言われましたが、正直 我ながら運が良いなとは思いました。

元々、「世界を変える!」なんて壮大なビジョンなんて全く持たず「働く人とお仕事くれるクライアントの満足を」くらいで始めた会社が10年以上続き、初年度以外はずっと黒字ではあったけど、「これ以上はちと難しいなぁ」と思って売却した判断は正しかったと思います。

あのまま事業を続けていたら、社員の給与は払えていたか?自分のコンディションはどうだったか?と考えるとかなり厳しい状況なのは間違いないでしょう。

ホント経営は難しいと改めて思いつつ、これまでの反省とか誰かのPDCAのお役に立てればと思い、自分の経営を振り返ってみようと思います。

なお、私は天才でもなく、大当たりしたわけでも、売却でハッピーリタイヤでもありません。

ふつうの人間の悪戦苦闘が、多少なりとも誰かのヒントになったり自分の今後に役立てばと思ってます。

という事でまずは時代のタイミングを読む話。

ーー

去年なぜ会社を売ろうかと思ったか。
いろいろ理由はありますが、景気循環を考えてそろそろ不景気が来るなと思ったのが一番の理由。

(参考:楽天証券の記事)


日経平均だろうがダウであろうがだいたい10-12年で大きなインパクトが来てます。

これでバブルが崩壊し、リーマンショックが起きと。。
私の場合は学卒時にバブルが弾け目の前で就職がキツくなり、起業した直後にリーマンショックが起きているので、脳には「必ず崩壊は起きる」が刷り込まれています。

この経験が効いたのかと。

今までのビジネスライフ、優秀な人が集まり、世間の注目が集まり、資金も集まりと揃っても成功しない会社を見てきました。
後付けでアレコレ理由を挙げるのは簡単ですが、とにかく時代のタイミングがズレるとかわいそうなくらい上手く行かない。。。

逆にビジネスモデルがイマイチでもタイミングさえ合えば、アレヨアレヨと上がっていく。

上場できたり、高値で買収されたりと、EXITはタイミング。

逆に頑張っても頑張ってもタイミングが悪ければどうにもならない。
まるで貧乏神に取り憑かれたようになる。。。

なので、ふつうの人の経営はとにかくタイミングが第一と思う次第です。

天才やギャンブラーはタイミングでなく、実力で勝ち上がれるかもしれない。

でもふつうの人は世の中のタイミング、流れを読むのが生き残るコツかなと思う次第です。

この続きはまた今度。