【脚本家】三浦有為子に15の質問【ピタ】
【プロフィール】
東京都出身。女子学院中学・高等学校卒業。
早稲田大学第一文学部在学中に、文学座研究所にて演劇を学ぶ。
以降、有名女優の付き人、塾講師、ワインバー店員、お墓の草むしり……などなど100種近いアルバイトを経験しながら、2002年に映画『2LDK』(堤幸彦監督)の脚本で作家デビュー。
婚活、妊活を経て、40代で一児の母に。育児と仕事を両立中。
市井の生活のリアルを生きる庶民的脚本家。
映画『明日の記憶』で、第30回日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞。
Q1. 名前(ペンネーム)を教えてください。
三浦有為子(みうら・ういこ)です。ペンネームです。
有為子は、三島由紀夫『金閣寺』のヒロインの名前から頂きました。
Q2. 得意なジャンルは?(コメディ、ラブストーリー、S Fなど)
女性を主役にした作品。
Q3.脚本を書く上で最も大切にしていることは?
自分に嘘をつかない事。
もちろん、オーダーあってのお仕事ではあるので、クライアント様の希望には沿うようにするのですが、後で振り返った時に「こんな事書かなければよかった」とか「人に見られたくないな」と思うような作品は世に出さないようにしたいです。
(過去作品が下手くそすぎて顔真っ赤になる事はしょっちゅうです)
Q4.登場人物を作り上げる際のアプローチ方法は?
他者を批判の目でみない。例えば自分には共感できない事(虐待とか)をしている人でも「キモイ」「ありえない」など否定から入らないようにします。
Q5. 執筆時のこだわりや習慣はありますか?
早く寝て、朝早くから仕事を始めます。朝型です。
Q6.執筆のモチベーションを上げる方法は?
心身ともに健康を保つこと。定期的に整体にいっています。
Q7.Writer's blockを乗り越えるための自分なりの方法は?
辛い時こそ、書き始めること。
今日2行書けば、明日は20行、その次の日は200行かけます。
Q8.執筆を仕事にして、最も幸せなことは?
必要としてくださる方がいること。
Q9.これまでに携わった作品の中で、最も思い入れのある作品とその理由は?
常に最新作です。そうでなければ、作家をやめます。
Q10.好きな作家や影響を受けた作品は?
10代の頃、フランソワーズ・サガンが好きだったので、影響を受けていると思います。日本では絶版になっている本も多いようで、ショックです。
Q11.印象に残っている言葉、セリフは?
Later is better than never
何事も人様より遅い人生でしたので、、、
作家デビューも30代ですし、なんだったら出産は40代ですけれど、どちらも遅くても挑戦して良かったと私個人は思っています。
Q12.趣味や仕事以外の関心事は?
わが子の成長。
Q13.推しはいますか?
将棋が大好きで、貴族こと佐藤天彦九段を応援させて頂いています。
天彦先生が2016年に羽生善治先生から名人を奪取した、山形の天童ホテルに今年初めて伺い、とても素敵な時間を過ごす事ができました。
また、『天童ホテル』に行けるように頑張るぞ!という気持ちも自分の仕事のモチベーションになっています。
Q14.今後挑戦してみたいジャンルや題材は?
小説を書きたい。原作の脚色ではなく、オリジナル作品を発表したい。
Q15.将来の目標や夢は?
「あー、楽しかった」と笑いながら死ぬことです。
脚本家、三浦有為子に関するお問い合わせはこちらまで
E-mail:info-pita@pita-inc.com
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